物資搬入「決定権」はイスラエル 程遠い十分な支援 “唯一の人道窓口”の現状(2023年11月1日)
パレスチナ・ガザ地区にはこれまでにトラック200台以上で食料や医薬品などの物資が運び込まれましたが、十分な量には程遠く、危機的な状況が続いています。支援物資の唯一の受け入れ口となっている検問所にANNクルーが取材に入りました。
砂漠を走る一本道の先に大きなゲートが現れます。遠くに見える街並みはガザ地区です。
エジプト政府は31日、ガザ地区との境界にあるラファ検問所の状況を海外メディアに公開しました。
入り口には多くのボランティアとともに20台以上、トラックが通過許可を待っていました。
支援物資の搬入はイスラエル側が決定権を握っているといい、この日はトラック59台が通過しましたが、決して十分な量とはいえません。
エジプト赤新月社:「ラファ検問所をすべてのトラックに開放し、より多くのトラックがガザに入れるようにする。それが我々の要求のすべてだ」
赤新月社によりますと、必要とされている物資の3%程度しか運び込めていないといいます。
検問所では時折、遠くから爆発音のような低い音が聞こえてくることもありました。
関係機関によりますと、1日にはこのラファ検問所を通ってガザ地区から重傷者81人をエジプト側へ搬送することが予定されているということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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