“拳銃男”が郵便局に立てこもり 元SATに聞く事件の状況「怨恨で立てこもっているわけでもない」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

“拳銃男”が郵便局に立てこもり 元SATに聞く事件の状況「怨恨で立てこもっているわけでもない」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

“拳銃男”が郵便局に立てこもり 元SATに聞く事件の状況「怨恨で立てこもっているわけでもない」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

拳銃を持った男が郵便局に立てこもっています。一体何があったのか、時系列で詳しく解説します。

■“拳銃男”郵便局に立てこもり 病院で発砲か 2人けが

小笠原亘キャスター:
31日午後1時過ぎ、戸田中央総合病院前で拳銃のような発砲音がありました。
110番通報では「大きな音がした」「爆発音みたいな音がした」という内容が入っています。
警察からの発表によると、中で診察をしていた40代の男性医師、60代の男性患者がけがをしたということです。

どういった状況のけがかはわかりませんが、病院の外から拳銃のような発砲音がして、窓が割れたということです。この2人はけがをしましたが、命に別状はないということです。

そして不審な人物が逃走しています。
■50~70代くらい
■身長160センチ
黒い服を着ていて、バイクで逃走したとみられています。

その後、蕨市内の郵便局に立てこもりました。

午後3時半前にJNNのカメラがこの男を捉えています。郵便局の出入り口に立って、左手を口元に当て、マスクもしています。なにか外に向かって叫んでいるというような姿も捉えていて、拳銃のようなものを持っているということです。

■元SAT隊員に聞く 状況から読み取れること

井上貴博キャスター:
立てこもりが大体発生してから3時間強が経とうとしていますが、今、警察はどういったことを考えて、どういった計画を立てているのでしょうか。

警視庁特殊部隊・SAT元隊員 伊藤鋼一さん:
事件が動いてる状況ですので、詳しくは申し上げられないんですけども、おそらく本部の捜査一課の特殊班というチームが現場に入っていると思います。
そこにはネゴシエーター(人質交渉人)がいますので、状況を把握しながら犯人との接触を図っているんだと思います。

それともう一つは、第1現場になった病院で何らかのトラブルがあったのか、その辺の捜査も進んでいると思います。鑑識活動をして弾とか、どういうものが発射されたのかも調べているんだと思います。

ホラン千秋キャスター:
こういった立てこもり事件の場合、どういった部分を特に慎重に警察は進めていくものなんでしょうか?

警視庁特殊部隊・SAT元隊員 伊藤鋼一さん:
第一前提は、人質になっている方の安全ですよね。安全に救出するということが大前提。それともう一つは犯人がどういった人間なのかということではなくて、犯人も無事にそこから投降を促すということで、人命を最優先して捜査しています。

井上キャスター:
現状だと男の目的、人質が何人いるかもわかりません。そういう状況の中で、立てこもっている男が興奮状態だと交渉はできないわけですよね。

警視庁特殊部隊・SAT元隊員 伊藤鋼一さん:
人質交渉人は、研修を受けますので、指定をされた者が必ずそこの現場に行きます。いろんな訓練を積んでいますので、その辺は犯人が興奮していても、それを抑えるための交渉術というのは持っています。

ホランキャスター:
その交渉というのも何時間にも及ぶ場合があるわけですよね。

警視庁特殊部隊・SAT元隊員 伊藤鋼一さん:
状況によっては及ぶ可能性もあります。

井上キャスター:
今、情報が少ない中で、想像でしかないですけど、こういう事案はある程度時間はかかる訳ですか?

警視庁特殊部隊・SAT元隊員 伊藤鋼一さん:
今の状況で複数人ではない、単独。それと怨恨でここに立てこもってるわけでもない。ですからおそらく、投降というか相手の人定を把握して距離感を縮めていく。交渉人と犯人との距離感を縮めていけばそんなにはかからないんですけども、やっぱり2、3時間はかかるんだと思うんですね。

ホランキャスター:
距離が縮めづらい場合というのも、容疑者の状態によってはあるわけですか?

警視庁特殊部隊・SAT元隊員 伊藤鋼一さん:
興奮していたとか、これが真正銃なのかよくわからないですが、真正銃で撃つ構えをしていた、人質に対して危害を加えるような状況があれば、やっぱり時間がかかるかと思います。

井上キャスター:
あとは今回は住宅街の中ですし、一般社会の生活もありますし、これから夜を迎えます。時間をかけたいけど、あまりかけられない部分もあるかもしれません。

警視庁特殊部隊・SAT元隊員 伊藤鋼一さん:
それはもう今、警察の判断の大きな基準になっていますので、やはり時間をかけない。機をみて見て制圧するというのも、一つの手段としてあります。でも今、事件が動いてる最中ですので、詳しくは申し上げられないです。

■現場から中継 半径400メートルからは離れるよう指示

井上キャスター:
現場にいる記者の岩永さん、手元の情報だと、立てこもり犯が立てこもってから断続的に発砲音が聞こえたという情報が入ってきています。岩永さんが到着してから1時間半ほどの間はどうですか。

岩永記者:
私がついてから一度も音というのは聞こえていません。私がつく前に一度聞こえているという話があり、あるいは人によって複数回聞こえたという方もいます。少なくとも私が着いてから発砲のようなものは、一度も聞…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20231031-6118657)

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