ランナーとエンジニアに共通点!? “フルマラソン完走”でIT企業の選考優遇…狙いは(2023年10月31日)
ITエンジニアとマラソンランナーの意外な共通点に目を付け、採用の選考にフルマラソンを取り入れた企業が現れました。どのような狙いがあるのでしょうか。
■「これは何かある」ランニング励むエンジニア
神奈川県に本社を置く、エンタメ関連事業などを手掛ける企業。ITエンジニアの採用に関する会議中ですが、聞こえてきたのは、なんと応募者のマラソンのタイム。実はこの会社では書類選考の代わりに、フルマラソンを完走した証明書などを提出すると1次面接に進めるというのです。
ITエンジニアとフルマラソン。一体、どんな関係があるのでしょうか?
株式会社カヤック 採用担当 みよしこういちさん:「社員でランニングをやっている人が大体エンジニアだったので、『これは何かあるぞ』というところから始まった」
この会社では、すべて社員の3割以上がITエンジニア。調査すると、優秀なエンジニアの多くが社内のランニング部に所属するなど、日頃からランニングに励んでいることが分かりました。
練習計画を立て実行し、大会で出た記録を検証する。ランニングのパフォーマンスを高めようと努力する姿勢が、エンジニアとしての成長にもつながるといいます。
みよしさん:「ランニングをしているエンジニアの何人かと話したんです。ランニングを始めるとめちゃくちゃ成長の実感があって楽しかったと。その成長実感って、エンジニアのモチベーションにつながる」
■“改善可能性”“没入感”が仕事に親和性
こうした取り組みにオリンピック3大会に出場した元陸上選手の為末大さん(45)は、次のように話します。
為末さん:「コツコツやると向上していくという改善可能性。もう一つは没入感。体を使いながら入り込んでいくのがエンジニアと近い」
皇居ランナーにマラソン採用について話を聞くと、このような声が聞かれました。
学生(19):「マラソンで就職できれば、いっぱい練習しますけどね。ペース配分とかも大事だと思うので、仕事につなげればなと思います」
(「グッド!モーニング」2023年10月31日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く