「3人の供述に絶望、正しい判決を」元自衛官3人に懲役2年を求刑 陸自性暴力(2023年10月30日)

「3人の供述に絶望、正しい判決を」元自衛官3人に懲役2年を求刑 陸自性暴力(2023年10月30日)

「3人の供述に絶望、正しい判決を」元自衛官3人に懲役2年を求刑 陸自性暴力(2023年10月30日)

元陸上自衛官の五ノ井里奈さん(24)に対する強制わいせつの罪に問われている元自衛官3人の裁判で、検察側は、懲役2年を求刑しました。

裁判では、元自衛官3人が、五ノ井さんを押し倒し、下半身を押し付けるなどの、わいせつな行為をした罪が問われています。

そもそも、防衛省の調査で“性暴力”と認定され、関わった自衛官は懲戒免職に至っています。しかし、被告は3人とも無罪を主張しています。
渋谷修太郎被告(30):「押し倒したのは事実だが、下半身は触れていない。腰を振ったのは、笑いを取るためで、性的な意味はない」

関根亮斗被告(29)、木目沢佑輔被告(29)は、腰を振ったことも否定しています。

裁判では、被告側から、五ノ井さんの証言を疑うような姿勢も見られました。
木目沢祐輔被告:「(Q.五ノ井さんはうそをついているのか)はい。記憶があいまいなのではないか」

さらに、五ノ井さんへの謝罪はについては、こう話しました。
渋谷修太郎被告:「謝罪は、自衛隊から行くように言われたから行った」
木目沢佑輔被告:「上官に『声や表情、態度で反省しているように見せろ』と言われた。『土下座してくれ』と土下座された」

被害者参加人として出廷した五ノ井さんは、こう訴えました。
五ノ井里奈さん:「3人の供述に絶望した。厳しく、正しい判決、有罪判決を求める」

検察は、3人にそれぞれ懲役2年を求刑。判決は、12月12日に言い渡されます。

五ノ井里奈さん:「自衛隊内でもそうですけど、一般社会においても、声を上げられない人たちがたくさんいるので、その人たちが少しでも声を上げやすい世の中になってほしい。正しい判決が出ることによって、日本社会が良い方向に進んでいくと思って戦っている。少しでもいい世の中になってほしいなと思っています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事