ゴーン被告に“28億円超”邸宅から退去命令 レバノン裁判所「居住の法的根拠は無効」【知っておきたい!】(2023年10月30日)

ゴーン被告に“28億円超”邸宅から退去命令 レバノン裁判所「居住の法的根拠は無効」【知っておきたい!】(2023年10月30日)

ゴーン被告に“28億円超”邸宅から退去命令 レバノン裁判所「居住の法的根拠は無効」【知っておきたい!】(2023年10月30日)

 レバノンの裁判所は、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏(69)に対し、首都ベイルート市内の邸宅から退去するよう求める決定をしました。

 ゴーン被告は2019年に日本からレバノンに逃亡して以来、高級住宅街にある邸宅に居住しています。

 ピンク色の外壁が特徴的で、物件の価値は日本円でおよそ28億5000万円にも上るといいます。

 AFP通信によりますと、判決は16日付で、ゴーン被告および妻に対して「1カ月以内の退去」を命じています。

 レバノンの投資会社が邸宅を所有していて、2019年に提訴していました。

 投資会社「フォイノス・インベストメント」:「ゴーン被告が私的財産を不法占拠し、法的根拠なしに居住している」

 これに対してゴーン被告は、投資会社は日産の関連会社で、邸宅は自分が住むために購入したものだと反論しました。

 ゴーン被告:「居住権の贈与をうたった日産との署名入り合意書がある」

 裁判所は、ゴーン被告と日産との契約は終了していて、原告の投資会社が物件の返還を求めていることから、ゴーン被告の居住を認める「法的根拠」は無効と判断したということです。

 ゴーン被告は27日、決定を不服として控訴しました。

(「グッド!モーニング」2023年10月30日放送分より)
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