- 【ゴミ袋・ポリ袋】値上げでスーパー・家庭に影響か 原油高が影響
- 【LIVE】最新ニュースまとめ | TBS NEWS DIG(12月28日)
- 【LIVE】昼のニュース(Japan News Digest Live) 最新情報など | TBS NEWS DIG(11月4日)
- 【台風6号】沖縄や奄美に再び接近へ 週明けは東日本の太平洋側でも雨強くなるおそれ【予報士解説】|TBS NEWS DIG
- “脳がバグる”…風景写真かと思いきや衝撃のスケール感!「自作するしかない」あくまで“趣味”の作品がSNSで話題に | TBS NEWS DIG #shorts
- 【Bizスクエアで学ぶ 投資のキホン#12】株式市場の潮目が変化? 新NISAで長期・分散・積立
三菱自動車が“世界最大”中国市場から撤退へ 背景にある「EV化の遅れ」のワケ…日本メーカーは挽回できるか?【news23】|TBS NEWS DIG
世界最大の自動車市場である中国から、三菱自動車が撤退する方針を決定することがわかりました。その原因はEV=電気自動車の出遅れです。中国で急拡大するEVシフトに日本はなぜ出遅れたのか。そして、挽回策はあるのでしょうか。
■三菱以外の日本メーカーも、中国撤退は黄色信号?
23ジャーナリスト 片山薫 記者:
車の話題をお伝えしたいのですが、まずご覧いただきたいのがトヨタ自動車20%、日産自動車32%、三菱自動車4%という数字。
こちらは何の数字かというと、世界での販売台数のうちの、中国市場の割合を示したものです。
中国市場は、実は世界最大の自動車市場なんですけれども、ここで4%まで落ち込んだ三菱自動車が来週、中国撤退を決定します。背景にあったのは、EV=電気自動車の遅れでした。
2023年7月。JNNのカメラが向かったのは、中国・湖南省にある三菱自動車の工場です。
JNN上海支局 寺島宗樹 記者
「ちょうど工場の裏側になりますが、主力商品のアウトランダーがぎっしりと停められています」
工場の敷地内に隙間なく停められた大量の車。なかには、かけられたカバーが破れたままになっているものも。
実はこの工場、3月から生産を停止。原因は極度の“販売不振”です。
三菱自動車は2012年に中国メーカーと合弁会社を設立。2018年には中国で約14万台を販売しましたが、2022年はわずか3万8000台あまりに。
三菱自動車 加藤隆雄 社長(2023年5月)
「何らかの構造改革が必要である」
関係者によると、合弁会社の株式を売却し、合弁事業を解消する方針を固めたということです。
在庫がなくなり次第、新車の販売も終了し中国市場から撤退する考えで、来週、取締役会を開いて正式に決定する方針です。
なぜ、中国で日本車が売れなくなったのか。理由は、中国で急速に進むEV=電気自動車の普及です。
2022年、中国のEV販売は前の年から80%増え、新車に占めるEVの割合も20%を超えています。
エンジン車が主体の日本の自動車メーカーは、軒並み中国での販売台数を減らしています。
日本の自動車メーカー幹部
「三菱自動車だけでなく、他の日本メーカーもEVは手薄で、中国からの撤退が相次ぐ可能性がある」
■中国はナンバープレートの“強引な政策”でEV化加速
小川彩佳キャスター:
まずは、上海から中継で伝えてもらいます。取材を行った寺島記者です。
中国で生活するなかで、日本車を見かける・見かけない、その程度や感覚はどういったものですか?
JNN上海支局 寺島宗樹 記者:
今、上海は午後10時過ぎですが、こちらは中心部なので、割と交通量は多いところです。交通量が多いがゆえに、日本車の苦戦は日々感じています。
行き交う車を見ていますと、緑のナンバープレートの車が多いんですね。この緑色のナンバープレートというのは、いわゆるバッテリータイプのEVにつけられるものです。中国の統計では、新車の2割以上がもう緑色、いわゆるバッテリーEVだといわれています。
私の体感ですが、だいたい3割ぐらいが緑色ではないかと感じています。
小川キャスター:
中国でEV化が急速に進んでいるという情報がありましたけれども、なぜここまで急速にEVが普及しているのでしょうか?
JNN上海支局 寺島宗樹 記者:
理由の一つには、強引な政策もあると思っています。まずそれは、ナンバープレートの有料化です。
緑色のナンバープレートは無料ですが、ガソリン車につけられる青色のナンバープレートは、地域によって少し差はあるものの、上海の場合は上海市政府の管理のもと、定期的にオークション販売という形になっています。
ちなみに、9月のオークション落札の平均価格は日本円で185万円ということで、下手すれば車がもう1台買える値段なんですよね。
いわゆる技術や性能はもちろんありますが、こうした政策もEV躍進の理由の一つといえるのではないかと思います。
■なぜ日本メーカーは世界の潮流を読み間違えた?
小川キャスター:
ナンバープレートが有料化、185万円…。もう一つ(車が)買えちゃいますね。
そうした強引な政策も背景にあったということですけれども、片山さん。それにしてもなぜ、日本のメーカーはここまでEVに出遅れてしまったのでしょうか?
23ジャーナリスト 片山薫 記者:
このEV化のスピードというのは、実は中国だけではなくて他のところでも起きていますが、それを読み間違えたのではないかなと思います。
電気自動車がその市場でどれぐらい売れているかという割合のデータを見ていただくとわかりやすいんですけれども、中国は2019年からわずか3年で25.2%に。4台に1台がEVです。
ヨーロッパは2022年に19.9%で、こちらも5台に1台がEVです。
EV化が進んでいないので、あまり日本では感じないのですが、世界は大きく動いているという。この読み間違いが一つかなと。
藤森祥平キャスター:
日本は(2022年のデータで)たったの2.2%?…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20231020-6116505)
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/1OUDPF2
▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/4mzHtlv
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/PKs8LSh
コメントを書く