イスラエル大規模軍事作戦へ準備 退避ルート・時間再設定 住民「何も持たずに出発」(2023年10月15日)
イスラエル軍が大規模な攻撃に向けて準備するなか、パレスチナのガザ地区北部の住民に対して新たな退避ルートと退避時間を発表しました。
■イスラエル 大規模軍事作戦へ準備
大規模な地上作戦はいつ始まるのでしょうか。イスラエル側は改めてガザ地区北部からの退避を勧告しました。
イスラエル軍 国際報道官:「我々はガザ地区住民の安全のため、南部への避難を呼び掛けている。警告はガザ地区住民を守るためだ」
イスラエル軍は退避ルートを示す一方、空爆も続けています。これまでの死者がイスラエル側で少なくとも1300人、ガザ地区では2329人で、双方合わせて3600人を超えるなか、住民の避難は極めて難しい状況が続いています。
■避難住民「何も持たずに出発」
北部から避難した人:「私たちの家が爆撃されて、服も何も持たずに出発した。どこに行けば良いの、家に帰りたい」
ガザ地区北部からおよそ22キロ離れた中部へと避難してきた女性。その避難先でも空爆が続いています。
北部から避難した人:「私たち家族はここに来てから水すら飲んでいない」
およそ110万人の住民が住んでいるガザ地区北部。その住民が避難してきた南部では食糧危機が起きていました。
地元住民:「水もガソリンもなく、パンを買うだけで1時間以上、待たされる。パンが手に入るかどうかも分からない」
イスラエルの国防省によりますと、イスラエル側はガザ地区への水や食料、電力、燃料の供給を断っているといいます。
トラックの運転手:「イスラエルは避難民が乗るトラックや救急車を爆撃した。避難民を爆撃したんだ」
■退避ルート・時間再設定
イスラエルは日本時間の15日午後4時から7時までガザ地区北部からの退避時間を再び指定しました。
■ハマスからイスラエルへ攻撃も
ハマスからイスラエルへの攻撃も続いています。空港内では異様な光景が広がっていました。地上に伏せるように係員から指示があり、床に座っている状態です。
ニューヨークタイムズによりますと、イスラエルの軍事侵攻はこの週末に実行する予定でしたが、気象状況が悪く、数日、延期したということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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