“秋の花粉症”に要注意、喘息気味の咳に目のかゆみ「スギ花粉で症状が出る人の3分の1はブタクサ花粉にも…」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

“秋の花粉症”に要注意、喘息気味の咳に目のかゆみ「スギ花粉で症状が出る人の3分の1はブタクサ花粉にも…」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

“秋の花粉症”に要注意、喘息気味の咳に目のかゆみ「スギ花粉で症状が出る人の3分の1はブタクサ花粉にも…」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

寒暖差から体調を崩す人が多い中、「秋の花粉」にも注意が必要です。いま咳をしている方!風邪ではなく花粉かもしれません。

■猛暑で「秋の花粉症」ピークが1か月遅れ

加藤シルビアキャスター:
花粉症は春というイメージがありますが、秋も注意が必要です。秋の花粉症を引き起こす原因となっているのが、ブタクサ(キク科)とススキ(イネ科)です。

アレルギー専門医の倉持仁医師によりますと「スギ花粉で症状が出る人の3分の1はブタクサ花粉でも症状が出る」と言います。

秋の花粉症は例年、8月頃から10月くらいまでと言われていますが、今年は猛暑の影響で花粉の飛散が1か月ほどずれ込み、これからピークが訪れるそうです。

スポーツ心理学者(博士)田中ウルヴェ京さん:
私は2,3年前まで自分が花粉症だと認めていなかったのですが、最近になって春は花粉症で薬を処方してもらうようになりました。秋は今のところ症状はないのですが、ブタクサやススキを見るとかゆい感じがします。

ホラン千秋キャスター:
私は検査をしたところ、少しだけヨモギのアレルギーがありました。でもハウスダストなどで年中アレルギー反応が出ているので薬を飲み続けるしかないなと。

井上貴博キャスター:
鼻水も出るし、目もかゆいですが、花粉症ではないと思っています。でも友達に薬をもらって飲んだら効きましたね。

■風邪と似ている秋花粉 春・秋の違いは?

加藤キャスター:
春と秋の花粉には違いがあります。▼春は山間部の樹木から出る花粉で大きさは約30~40マイクロメートル ▼秋は公園・河川敷の草木から出る花粉で大きさは約20マイクロメートルと、秋の花粉は春と比べて半分くらいのサイズになるそうです。

この花粉の大きさで症状の違いがあるのでしょうか。
アレルギー専門医の倉持仁医師によりますと▼春の花粉は鼻の粘膜にとどまり、くしゃみ・鼻水などを引き起こし ▼秋の花粉は気管支まで入り込み、せき・ぜんそく、喉のイガイガなどの症状が出るそうです。

秋の花粉症は風邪の症状と似ているため、風邪と思って病院で診てもらったら実は花粉症だったという方もいらっしゃるそうです。

ブタクサなどは背丈が高くないため飛散範囲は最大100メートルほどだそうです。対策としては草が多い場所に近づかない、マスクを着け、玄関先で花粉をはらい、うがいをすると良いそうです。

それでも症状が出てしまった場合、スギの花粉症向けに舌下免疫療法というものがありますが、秋の花粉症には効果が期待できないと言われています。

また、いとう王子神谷内科外科クリニックによりますと、現在コロナとインフルの流行で、せきどめ薬などメーカーからの納品が少なくなっていて、実際に在庫がないというところもあるそうです。

ホランキャスター:
秋になって河川敷を散歩しようかなという方もいると思います。秋花粉を避けるためにコースを変えるなど、工夫しないといけませんね。

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