「ビジネスクラスは時差ボケ対策」訪米予定の高岡市長が再釈明 到着初日は式典だけ【もっと知りたい!】(2023年10月4日)

「ビジネスクラスは時差ボケ対策」訪米予定の高岡市長が再釈明 到着初日は式典だけ【もっと知りたい!】(2023年10月4日)

「ビジネスクラスは時差ボケ対策」訪米予定の高岡市長が再釈明 到着初日は式典だけ【もっと知りたい!】(2023年10月4日)

 富山県高岡市の角田悠紀市長らが海外視察でビジネスクラスを使うことで費用が6倍となり、批判の声が上がっています。それでも市長はビジネスクラスで行きたいようです。市長が会見で熱弁を振るった理由とは…。

■旅費183万円 前回のエコノミー利用時の6倍

 財政再建に取り組む自治体のトップが、なぜビジネスクラスなのか…。

 3日、渦中の高岡市・角田市長が会見に臨みました。

 角田市長:「時差であったり、さまざまな面を考慮して、時差ボケや体調不良を避け、飛行時間や時差などを考慮してビジネスクラスにした」

 時差ボケ対策を強調し、熱弁をふるった角田市長。問題となっているのは、来週予定されている、アメリカ訪問にかかる高額な旅費です。

 高岡市は、姉妹都市のフォートウェーン市に定期的に訪問団を派遣しています。前回の11年前は全員がエコノミークラスを利用し、旅費は1人当たり31万円だったのに対し、今回は6人のうち角田市長ら4人がビジネスクラスを利用します。その結果、旅費は1人あたり183万円と前回の6倍にも跳ね上がりました。

 角田市長:「今回は市民交流の深化・拡大が目的ではなく、今後の国際交流のあり方について協議・交渉を目的とした訪問。アメリカにおける高岡市の新しい市場を開拓したい」

■「帰りはエコノミーで良いのでは?」

 今回のアメリカ訪問では、高岡市の伝統工芸品の売り込みなど、ビジネスとしての交渉日程が目白押しだそうです。2日目から4日目は、フォートウェーンの市役所や商工会議所、企業などを訪問予定ということです。

 しかし、到着初日は、歓迎セレモニーがあるだけです。

 角田市長:「(初日に)交渉は予定していませんが、人に会う一番最初は一番大事。目をこすりながら会うわけにはいきません。気分が悪くてふらついているようでは絶対だめ。元気いっぱいの角田悠紀としてお会いするべき。難しい交渉などは最初は予定していません」

 「初日に難しい交渉はない」と認めた市長ですが、「体調を考慮した上の決断だ」と力説します。

 角田市長:「初日というよりは、時差ボケが1日で抜けない人もいる。時差ボケがかなり体にしんどいのは私自身、経験があります。公務をまっとうするための判断」

 「海外での公務をまっとうする」というのが理由ならば、「帰りはエコノミークラスで良いのでは?」という質問も出ましたが、角田市長は次のように述べました。

 角田市長:「(Q.選択肢としてはエコノミーも…)選択肢としてはいろんな意見がある。パック、ツアーみたいなもので取っている関係もあって、(帰国の)翌日が東京やったっけ、翌々日が東京か… 。とにかく公務が入っているので、体調不良になっている場合ではない」

■市民の声「市長が乗りたいだけみたい」

 市長が訴えたビジネスクラス利用の正当性について、高岡市民はどのように受け止めたのでしょうか。

 市民:「ビジネスクラスにお金をかけるのは、市長が乗りたいだけみたいに聞こえる」「それで仕事の効率が上がるなら、いいんじゃないですか」「前日入りして体調を整えることはできなかったのか」

(「グッド!モーニング」2023年10月4日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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