伊ベネチア21人死亡バス事故 現場にブレーキ痕なし 高架から15m転落し火災も(2023年10月4日)

伊ベネチア21人死亡バス事故 現場にブレーキ痕なし 高架から15m転落し火災も(2023年10月4日)

伊ベネチア21人死亡バス事故 現場にブレーキ痕なし 高架から15m転落し火災も(2023年10月4日)

 イタリア北部のベネチアで少なくとも21人が死亡したバス転落事故で、現場にブレーキ痕などがなかったことが新たに分かりました。警察は運転手の体調に異変が起きた可能性もあるとみて調べています。

 地元メディアによりますと、イタリアのベネチアで3日午後8時ごろ、多くの観光客を乗せたバスが高架の道路からガードレールを突き破って約15メートル下の鉄道用地に転落し、その後、火災が発生しました。

 この事故で子ども2人を含む少なくとも21人が死亡し、けが人は18人に上っています。

 乗客の犠牲者にはウクライナ人5人のほか、ドイツ人とフランス人が含まれています。

 バスはベネチアから観光客を乗せてメストレにあるキャンプ場まで向かう途中で、運転していた40歳のイタリア人男性も死亡しました。

 現場にはブレーキの痕がなかったということで、ベネチア市警察は運転手の体調に異変が起きた可能性も視野に調べています。
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