「ジャニーズという痕跡をなくす」ジャニーズ事務所「SMILE-UP.」に社名変更　元Jr.は「子どもたちを守っていくんだという姿勢を見せてもらいたい」【Nスタ解説】｜TBS NEWS DIG

「ジャニーズという痕跡をなくす」ジャニーズ事務所「SMILE-UP.」に社名変更　元Jr.は「子どもたちを守っていくんだという姿勢を見せてもらいたい」【Nスタ解説】｜TBS NEWS DIG

ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、ジャニーズ事務所は10月2日の会見で、事務所としては廃業し、業務を解体すると発表しました。

■ジャニーズ事務所は「SMILE-UP.」に社名変更 補償に専念

山内あゆキャスター:
まずは名称の部分についてです。
東山さんから「ジャニーズという痕跡をなくす」という言葉もありましたが、ジャニーズ事務所は社名の変更を発表しました。
その名前は、「SMILE-UP.」(スマイルアップ)です。
コロナ禍でいろいろな社会貢献活動をしていたプロジェクトの名前です。

▼既に商標登録がされていて、補償などに向けてすぐに動ける
▼「SMILE」という言葉が少し違和感を感じるかもしれないが、早く動くためには、まずはこの名前でやっていこうと思う
というふうに東山さんは話していました。

さらに東山さんはジャニーズという名前について…

東山紀之社長(10月2日の会見)
「全て“ジャニーズ”と付くものは無くなります」

新会社となるマネジメント会社の名称について、ファンクラブからの公募で決める方針だということなんです。

■元ジャニーズJr. 橋田 康さん「僕は信じたい」”旧ジャニーズ”の見られ方に懸念も

ホラン千秋キャスター:
橋田さんは、「ファンの皆さんに名前を決めてもらうというのは、どうなんだろう」というふうにお話されていましたけれども、ジャニーズ事務所という名前が「SMILE-UP.」に変わります。

「新しいマネジメント業務を行う会社名はこれから公募で決めます」という選択についてどのようにお考えでしょうか。

元ジャニーズJr. 橋田 康さん(38):
そう決めた以上は頑張っていただきたいなという気持ちはあります。
ただ、ある一定の期間までは恐らく、新会社となるエージェント会社の方も、旧ジャニーズではないですけど、そういう言われ方だったり、見られ方をすると思いますので、当分はきっとイメージはなかなか取れないのかなというのはあります。

しっかりと中身が変わっていって、「こういうことを徹底してます」など、どういう環境になっていっているのか報告はしていくという印象を受けたので、それをしっかりやってもらえると、僕は信じたいなと思いました。

■被害の申し出は478人 補償を求める人は325人 11月から補償開始

山内キャスター:
では会社の形態はどうなっていくのでしょうか。
大きく二つの会社にわかれるということになります。

〈現ジャニーズ事務所〉
現在のジャニーズ事務所は、被害者への補償に専念します。
そして保証終了後には、廃業に向かうということなんです。

〈新会社 マネジメント事業〉
一方で、現在所属しているタレントは、マネジメント業務を担当する新会社に移る人が多くいるのではないでしょうか。
現在の所属タレントの活動は、本人の意向を踏まえ、新会社へ移籍するということです。
そして、東山社長が代表に就き、副社長として井ノ原さんが就くということも発表されました。

東山紀之社長(10月2日の会見)
「被害に遭われた方々に真摯に向き合いながら、最後まで補償を行い、新会社でファンの方々と一緒に新しい未来を切り開いていく」

そして被害者への窓口についての進捗状況というのもわかりました。
9月13日にジャニーズ事務所のホームページ上で発表されましたが、被害者救済委員会というのが作られ、相談の窓口というものができました。

進捗状況ですが、9月30日までに、▼被害の申し出は478人からありました。
この中で▼補償を求める人は325人に上ったということです。
▼11月から補償が始まります。

■飯田恭平さん 家族・子どもたちに何かしらの被害は「事務所も気にしていると、とても感じた」

ホランキャスター:
飯田さんにお話を伺いたいのがまさにこの部分なんです。
メディアなどで声を上げて「こういう被害にあったんです。変わってほしいんです」というふうに訴えていらっしゃる方もいるわけなんですが、やはり「声を上げることができない」、「声を上げられない」、「表に出てくるということを選択としてしない」という方も、もちろんたくさんいらっしゃる中で、飯田さんはいろいろお話をしてくださっているわけなんです。

根本的なところにどのような思いがあって、こういったメディアでお話をしようと思われたんでしょうか。

「キスマイ」結成時メンバー 飯田恭平さん(35):
私は13のときからなので、被害に遭ってから、声を上げるまでに20年以上も家族にも話せない状態で、1人で抱えてきたんです。

この報道を受けたときに、自分の中でとても後悔というか、黙ってきたことによって被害者がさらに増えていたんじゃないかというふうにとても後悔しました。

やはり当時の状況と変わるのが、私も家庭を持って、子どもができたということが決断をした一因になるんですけども、やはり子どもに対してしっかり「間違ったことは間違ってると。声を上げてもいいんだ」という背中を見せたい。そこが声を上げた理由になります。

ホランキャスター:
その声を…（https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20231002-6112848）

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