「下級生の前歯折れる」“名門”立教大学野球部に何が?緊急会見で語られたこと(2023年9月30日)

「下級生の前歯折れる」“名門”立教大学野球部に何が?緊急会見で語られたこと(2023年9月30日)

「下級生の前歯折れる」“名門”立教大学野球部に何が?緊急会見で語られたこと(2023年9月30日)

名門大学の運動部で不祥事が相次ぐ中、今度は、東京六大学野球の名門、立教大学野球部で問題が発覚しました。大学野球の名門で何があったのでしょうか。(「サタデーステーション」より 9月30日OA)

野球部員の保護者のもとに、メールが送られてきたといいます。

立教大学野球部員の保護者
「とにかく学校の方で適正に判断するので学校に任せてくれ、親御さんは心配しないでくれという内容でした」

今回、部員同士のトラブルが発覚したのは立教大学野球部です。ミスターこと長嶋茂雄さんや、息子の一茂さんなど多くのプロ野球選手を輩出し東京六大学野球リーグでは13回の優勝を誇ります。

立教大学 長野香広報課長(30日の会見)
「このような事態に至ったことに対しまして、非常に深く反省をしているところでございます」

名門野球部で何が起きていたのでしょうか?

立教大学 長野香広報課長(30日の会見)
「歯が欠けた学生、部員がいたということ。それと未成年の学生が喫煙をしたということについては、大学としても事実として認定しているところです」

大学などによると、室内練習場で上級生が仰向けに寝かせた下級生の顔面に向けて、立てたバットを倒し、下級生の口にバットが当たり、前歯が一本折れたといいます。また上級生にすすめられる形で、10代の部員が喫煙をしたということです。

立教大学 長野香広報課長(30日の会見)
「大学への報告が今年の6月だったということで…。経緯につきましては、部を中心とした調査の報告、それを受けて、事実として把握しているということになります」

大学側が事態を把握したのは、今年6月。野球部内で聞き取り調査などを行ったといいます。また東京六大学野球連盟に事態を報告し、その際に立教大学は「事件性なし」と判断していたため、全日本大学野球連盟も「処分相当ではなかった」としています。その後、野球部は今月から始まった東京六大学野球・秋季リーグ戦で、慶応大学、法政大学と試合を行なっていました。

そんな中、大学が急遽、会見を開いたのです。

立教大学 長野香広報課長(30日の会見)
「きっかけはやはり週刊誌の取材依頼であったというふうに申し上げることができます。そこに書かれていたことがですね、大学が把握していないことが、記載されておりました」

週刊誌では、上級生から下級生に対して、バットを倒して歯が折れた件や、10代部員へ喫煙をすすめた以外にもトラブルがあったと報じられています。

立教大学 長野香広報課長(30日の会見)
「大学としましては、やはりその記事を拝見しまして、やはりきちんとした調査が必要だという判断に至ったことになります。2件のことだけではなくて、他のことについても調査をいたします。どういうことが行われていたのか、それからもう1つはその当時の対応が、本当に適切だったかどうかということも含めて調査をする予定になっております」

事態を把握してから3か月後に、大学は外部の弁護士を含む調査委員会を立ち上げたことを明らかにしました。

(報告:テレビ朝日アナウンサー 仁科健吾)
「午前10時から、こちら神宮球場で明治大学と試合を行なっている立教大学野球部ですが、問題行為を受け、監督・部長、そして4年生部員が出場を自粛しています」

立教大学野球部 金子明雄部長(30日の会見)
Q4年生が加害者側だったということと推認されますが…?
「その点に関しては4年生の今回の対応は処罰ということではないということをご理解ください」

大学側は、今回トラブルを起こしたのは「上級生」とだけ表現し、何年生かは明らかにしていません。

立教大学野球部 金子明雄部長(30日の会見)
「4年生は最上級生としてのそれなりの責任を感じております。4年生に関しては神宮の活動を自粛させていただくという、そういう姿勢を示すという判断でございますので…」

この秋季リーグ戦は、4年生にとって最後の公式戦です。今日の試合、1年生から3年生までの選手たちで臨み、1回に2点をあげ先制するも、その後、明治大学に3ランホームランを打たれるなど、2対7で逆転負けとなりました。

立教大学野球部員の保護者
「大学生なので、もし事実だとすれば、やはりそれなりの処分というか判断は必要かなと思います。息子も非常にショックを受けています。今はリーグ戦の最中なので一生懸命野球をしてもらいたい」

続々と球場をあとにする保護者たちの中に、試合前に会見を行なった、野球部の部長の姿がありました。

立教大学野球部 金子明雄部長
「4年生が出ておりませんので、彼らの気持ちについてはとても悲しいというか、私自身も申し訳ないという気持ちを、思っております」

今回の野球部内でのトラブルについて、専門家は…

関西大学 神谷拓教授(スポーツ教育学)
「これまでも部活動っていうのは、日常生活とは乖離するような上下関係とか慣習を体育会文化として容認するような環境にありました。部活動の競技成績とかがですね、就職とか、あるいは進路に繋がるっていうふうになるにつれて、上意下達の組織運営であるとか、あるいは理不尽な指導というものが入り込んできたというような捉え方もできます」

一方、管理する大学側については、こう指摘します。

関西大学 神谷拓教授(スポーツ教育学)
「部活動を管理する学校も、これまで問題が発生してきたとしても、そういう特殊な組織文化として、容認したり、黙認してきたっていうようなこともあります。言い方を変えれば、特殊な組織文化に、学校としてメスを入れる術を持たなかったというような見方もできると思います」

(報告:テレビ朝日アナウンサー 仁科健吾)
「埼玉県新座市にある立教大学野球部のグラウンドです。選手達は明日も試合がありますが、4年生抜きで挑む形となります」

明治大学との試合には、監督、部長、そして4年生部員は出場自粛となりますが、今後の試合については復帰する可能性もあるといいます。大学側の対応に、記者が厳しく詰め寄る場面もありました。

立教大学野球部 金子明雄部長(30日の会見)
「迅速に調査結果を出したいと思っております。公表するかどうかは調査結果によって…」
Q公表しないわけにはいかないと思いますが?
「そのようなご意見もこちらとしては重く受け止めております」
Q立教大学という権威ある組織が公表しないということがあるのか?
「その点につきましても大学としてきちんと検討してまいりたいと思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事