タワークレーンをロボットで遠隔操作 建設業界の人材不足など課題解決へ(2023年9月28日)

タワークレーンをロボットで遠隔操作 建設業界の人材不足など課題解決へ(2023年9月28日)

タワークレーンをロボットで遠隔操作 建設業界の人材不足など課題解決へ(2023年9月28日)

 ロボットの技術が建設業界の人手不足の解消や労働環境の改善への糸口になりそうです。

 東京・千代田区にある東京国際フォーラムで100社以上の企業や団体によるデジタル技術の展示会が開かれました。

 なかでも注目を集めていたのは、ビル建設などで使われるタワークレーンを遠隔で操作できる「TawaRemo」というロボットで、建設業界の人材の減少や安全性の確保などの課題解決に導いてくれるということです。

 展示場から直線でおよそ30キロ離れた横浜市瀬谷区に設置されたタワークレーンからの映像です。

 本来、タワークレーンは操縦席まで50メートルほど上る必要がありますが、今回、現地には行かず展示場にあるコックピットから遠隔で操作しています。

 竹中工務店 東日本機材センター 柿崎貴文さん:「今後は1カ所に集約したコントロールセンターを作り、全国各地の建設現場のタワークレーンを操作することによってコスト面や人材不足に対しても効果が出るんじゃないかなと考えている」

 「TawaRemo」はすでに2020年から8件の稼働実績があり、タワークレーンを遠隔で操作できることから高齢の方も働けるようになるほか、未熟練者への指導もしやすくなるということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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