水俣病訴訟で国が敗訴 環境大臣「判決精査し対応」(2023年9月28日)
水俣病の症状を訴えながら救済の対象と認められなかった患者が国などを訴え、大阪地裁が国などに賠償を命じた判決を受け、環境省の伊藤大臣は「判決内容を精査し対応する」と述べました。
伊藤環境大臣:「国の主張が認められなかったものと認識しております。(判決内容を)精査したうえで対応して参りたいと思います」
裁判では、熊本県周辺でかつて生活し水俣病の症状を訴える男女128人が、国の救済対象から漏れたなどと訴えていました。
大阪地裁は27日、全員を水俣病と認定し、国や原因企業のチッソなどに1人あたり275万円の支払いを命じました。
伊藤大臣は、今年から本格化した新たな健康調査の枠組みについて、「早く決定し、調査ができるように進めたい」と述べ、長年症状を訴える原告らに対しては「胸の痛む思いだ」とも話しました。
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