中国政府 ウクライナ在住国民をチャーター機で退避準備・ロシア産小麦輸入拡大
ロシア軍のウクライナ侵攻による情勢悪化を受け、中国政府は、ウクライナにいる中国国民をチャーター機で退避させる方針を明らかにしました。
ウクライナにある中国大使館は25日、「情勢が急激に悪化している」などとして、ウクライナにいる中国国民に対し、チャーター機を手配し、退避を行う予定だとする緊急の通知を発表しました。
退避を希望する人は、28日の午前0時までに登録するよう求めていますが、現地からの出発の日時は、まだ決まっていないということです。これに先立ち、大使館は車で移動する際には、車体の目立つところに中国国旗を掲げるよう、呼びかけています。
また、中国政府は24日までに、ロシア産の小麦の輸入拡大を発表しました。輸入が認められる小麦の生産地は、これまで限定されてきましたが、ロシア全域に拡大するということです。
共に世界有数の小麦輸出国であるロシアとウクライナですが、ロシアのウクライナ侵攻で小麦の供給混乱の可能性も指摘される中、中国としては小麦の安定確保を目指す狙いがあるとみられます。
(25日17:31)
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