「アメリカは祈るだけ?」中国側の侵攻想定する台湾住民から不満の声
台湾に置かれた実質的なアメリカ大使館である、米国在台湾協会がSNS上で、「ウクライナの人々と共に祈ります」と投稿したことに対し、軍事的な支援を期待する台湾の住民らから不満の声が上がっています。
米国在台湾協会はきのう(24日)、フェイスブック上にバイデン大統領の言葉を引用する形で、「全世界の人々は今夜、ロシアによる挑発的で不合理な攻撃を受けたウクライナの人々と共に祈ります」などと投稿しました。
これに対し、台湾の住民とみられるアカウントから、「口では支持、行動はない」、「台湾が攻撃されたとき本当に助けてくれるの?」などと、アメリカの対応に不満を示すコメントが多く寄せられました。
中国が台湾に軍事的圧力を強める中、アメリカは武器の売却や極秘で軍事訓練を行うなど台湾との連携を深めていますが、台湾は中国の領土とする、「一つの中国」の政策を歴代政権と同様に踏襲する立場をとっています。
(25日17:40)
コメントを書く