「緊急事態あれば地下室へ」記者滞在のホテルでも ウクライナ西部も緊張高まる(2022年2月25日)

「緊急事態あれば地下室へ」記者滞在のホテルでも ウクライナ西部も緊張高まる(2022年2月25日)

「緊急事態あれば地下室へ」記者滞在のホテルでも ウクライナ西部も緊張高まる(2022年2月25日)

 ロシア軍による侵攻が進んでいます。地上でも戦闘が始まり、ウクライナ政府は死者が100人以上と発表しました。ロシア軍のキエフへの侵攻も近いと伝えられています。ウクライナ西部のリビウから報告です。

 (山上暢記者報告)
 リビウの街も攻撃自体は受けていないのですが、だんだんと人通りが少なくなってきています。

 大通りを見ても車通りとか歩く人の姿はあるのですが、それでも23日や24日と比べると非常に人数は減った印象があります。

 24日もお伝えしましたが、ATMに大行列ができていました。その列というのは25日も続いています。

 サイバーアタックを想定した金融機関が狙われた場合、現金を引き出そうとする行列が25日も続いていました。

 夜もリビウの街というのは雰囲気が一変しました。キエフなどでは夜間の外出禁止令が出ました。

 リビウは禁止令は出ていないのですが、それでも街から人の姿はほとんどなくなり、レストランなども閉まっています。

 サイレンなども断続的に鳴っていて、緊急事態であることを伝えて注意を伝えているのですが、我々も朝、滞在しているホテルから連絡を受け、何か緊急事態があればすぐに地下室に避難するようにといった連絡も受けるぐらい緊張度は少しずつ増してきています。

 まさにキエフへの進攻が近いと伝えられるなか、リビウの人たちも非常に状況を懸念しています。

 不安で夜は眠れず朝も早く起きてしまったという人もいました。

 また、一方で、外交努力で何とか最後の最後まで解決してほしいと訴える人もいました。

 ただ、ウクライナの当局者も25日が最も困難な日になると伝えるなど緊張度が確実に増しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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