萩生田、生稲両氏“急遽の日程”と説明 新人議員もう1人も接点「気付かなかった」(2022年8月17日)
旧統一教会と政治家の接点がまた明らかになりました。参院選の公示直前、自民党の萩生田政調会長が候補予定者だった生稲晃子議員とともに、教団の関連施設を訪問していたことを認めました。
先月10日、拍手とともに迎え入れられたのは夜も更けてからのことでした。
萩生田経産大臣(当時):「私が皆さんに訴えたのは、あの安倍晋三元総理が最後にこの人を国政に出そうと言って見いだしたのが私たちの生稲晃子候補です。ご支援頂いたすべての皆さんに東京都連を代表して厚く御礼を申し上げます」
その支援をしたなかに、旧統一教会は入っていたのでしょうか。
生稲晃子、現参議院議員。今年の参院選の公示直前に、旧統一教会の関連施設を訪れていたことが分かりました。
私たちの取材に生稲議員の事務所はこうコメントを出しました。
生稲議員の事務所:「ご質問のとおり、6月にご指摘団体の関連施設に萩生田光一先生と伺った事は事実です」
生稲議員が当時、経産大臣だった自民党の萩生田政調会長とともに、旧統一教会の関連施設を訪れたのは6月18日。
場所は萩生田氏の地元、東京・八王子です。どういった理由で訪問したのでしょうか。
生稲議員の事務所の説明です。
生稲議員の事務所:「当時演説をお聞きの方より、『他にも仲間が集まっているので、お話を聞かせてもらいたい』とのご依頼があり、新人の立場ですので、より多くの方に政策を聞いて頂きたいという思いで、スタッフが判断しました」
生稲議員のツイッターを見ると、確かに6月18日は午前11時半から八王子駅前、午後1時45分からは車で25分ほど離れた多摩センター駅前で演説をしたようです。
その、八王子での演説の際に、聴衆から頼まれて、急きょ、予定になかった旧統一教会の関連施設を訪れたというのです。
当時、経産大臣だった萩生田政調会長は、同行した理由についてこう説明しています。
萩生田政調会長:「突発的な日程に候補者も不慣れだったため、現場にいた私も同行しました」
萩生田政調会長は、2014年10月、八王子市内で開かれた旧統一教会主催のイベントであいさつしたことを認めています。
萩生田経産大臣(当時):「私はあくまでお誘いをされた会合の冒頭でごあいさつしたというのは、確かにそういう事実はありましたけれども、特別…承知のうえでお付き合いをしているというのではなく、自分なりに地元の皆さんでそのなかにそういう関係者の方がいたのかもしれないという認識です」
萩生田政調会長が出席したイベントは当時の教会トップの特別講演会。聖歌が歌われたり、祈祷が行われたりしています。
ちなみに式次第に萩生田政調会長に続いて名前が記されている、中川雅治前参院議員について、生稲議員は公式ホームページでこう書いています。
生稲晃子議員公式HPから:「中川雅治参議院議員よりしっかりとバトン受け取り、精一杯走っていきます」
他の自民党・新人議員でも、旧統一教会との接点が明らかになりました。
元静岡県、御殿場市長の若林洋平参院議員です。
候補予定者だった今年3月、浜松市で開かれた関連団体のイベントであいさつをしていました。
自民党・若林洋平参院議員:「(Q.今取りざたされている旧統一教会のイベントということになるが)ああ、そう…」「(Q.その認識は?)全然なかったね。今言われて初めて。なんかとりあえず呼ばれて、選挙前だからあいさつしなよって言われて」
若林議員がフェイスブックに載せた「救国救世家庭ビジョンセミナー」と題されたイベントの写真を見ると、主催にも共催にもはっきりと関連団体の名前が書かれています。
若林議員は、「地元の県議会議員から依頼されて出席したものの、旧統一教会が関係しているとは気付かなかった」と言います。
自民党・若林洋平参院議員:「確かに出たことは事実だし、名前が分からないよね。正直言うと。それが分かっていたら私は出ていない。全然そういう雰囲気はなかった。普通に明るい感じで、宗教という感じが一切なかった」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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