国立がん研究センター贈収賄事件 部下から賄賂の持ちかけを元社長承認 会社ぐるみか(2023年9月25日)

国立がん研究センター贈収賄事件 部下から賄賂の持ちかけを元社長承認 会社ぐるみか(2023年9月25日)

国立がん研究センター贈収賄事件 部下から賄賂の持ちかけを元社長承認 会社ぐるみか(2023年9月25日)

 国立がん研究センターを巡る贈収賄事件で逮捕された贈賄側の元社長が、この事件の前に賄賂を持ち掛ける営業手法を部下から提案され、承認していたことが分かりました。

 ゼオンメディカル社の元社長・柳田昇容疑者(67)はおととし、国立がん研究センター東病院の元医長・橋本裕輔容疑者(47)に対し、ゼオン社製の医療機器を手術で優先的に使用してもらう見返りに約170万円を渡した疑いが持たれています。

 その後の捜査関係者への取材で、柳田容疑者が社長だった時に部下に対して高い売り上げ目標を課し、その達成のために部下から提案された賄賂を持ち掛ける営業手法を承認していたことが分かりました。

 警視庁はゼオン社が会社ぐるみで賄賂などを渡していたとみていて、他の病院に対しての営業実態についても調べる方針です。
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