秋雨前線の影響…全国各地で天気が急変 沖縄で道路が冠水 都内では20m超強風も【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月22日)

秋雨前線の影響…全国各地で天気が急変 沖縄で道路が冠水 都内では20m超強風も【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月22日)

秋雨前線の影響…全国各地で天気が急変 沖縄で道路が冠水 都内では20m超強風も【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月22日)

 21日、奈良県と和歌山県に線状降水帯による非常に激しい雨が降った。さらに全国各地でも、激しい雨や風で道路が冠水するなどの被害があった。

■深夜に線状降水帯…雷鳴、稲妻も

 激しい雨音とともに鳴り響く雷鳴。21日午後10時、気象庁は、奈良県と和歌山県で集中的な雨をもたらす線状降水帯が発生したと発表。

 オレンジ色にライトアップされた和歌山城が、かすんで見えるほどの激しい雨。弘法大師空海が開いた高野山。近くを流れる川は激しく流れ、上の道からは雨水が音を立てて流れ落ちている。

 和歌山県に近い関西空港でも、上空に雷が光る様子が確認できた。

 和歌山県内では、線状降水帯が発生する前から激しい雨が降っていた。白浜町の上空では徐々に雨雲が覆い、周囲が暗くなると、やがて…。

 撮影した人:「ダーって降り始めて、10分ぐらい降ってやんで。屋根の下にいても、結構降り込んでくる感じで」

 ライトに照らされる大粒の雨。線状降水帯が発生した奈良県にも、雷とともに激しい雨が降った。雨は一度やんだものの、再び激しく降り始めたという。

 奈良市内の上空にも稲妻が走り、光の筋がはっきりと確認できる。アンダーパスには水がたまり、人も通れない状態になっていた。

■USJに雷鳴…都内では20m超強風も

 秋雨前線の影響で、全国各地で天気が急変した。激しい雨がフロントガラスを打ち付ける。

 撮影した人:「ドバーって、いきなり雨が降ってきて。地面がすごく冠水していたので。どこ走っていたのか分からないくらいだった」

 激しい雨が降ったユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは…。

 アナウンス:「皆さまにお知らせします。雷雲が上空を通過しています。雷や激しい雨が予想されますので、お近くの建物に避難してください」

 大阪では道路が冠水し、暗やみのなか、辺り一面が水浸しとなった。

 沖縄県名護市でも道路が冠水。車はタイヤの半分まで水につかった。

 撮影した人:「バケツをひっくり返したような状態。想像できないような、ゲリラ(雷雨)だった。30分から1時間くらいバーッと降って」

 夕方に天気が急変した北陸地方では、雨に加え、強い風が吹いた影響で、高さ7メートルもある大きな街路樹がなぎ倒された。

 東京都内でも、雨が激しく降っていた。大雨は都心の帰宅ラッシュを直撃。突然の雨に、かばんを傘代わりにする人の姿もあった。

 強風により裏返る傘。都内では強風注意報が発表され、最大瞬間風速が20メートルを超えたところもあった。

■秋田…在来線に影響「帰れなくて…」

 前線を伴った低気圧で、東北地方にも大きな影響がでていた。

 大雨警報と暴風警報が出された秋田。大雨のため在来線に影響が出ていて、終日運休となっている路線もあった。

 30代:「(Q.在来線が運休した影響は?)帰れなくて、困っているようなところですね。家族に話をして迎えにきてもらうか、会社に話してここで泊まるか」

 秋田市では21日夜までの72時間で163.5ミリの雨を観測、これは9月1カ月分の雨に匹敵する雨量。

 19日も1時間に60ミリ以上の激しい雨が降り、秋田市は250世帯以上が浸水するなどの被害にあったばかりだ。

■19日に床上浸水「40センチは初めて」

 秋田市内にあるクリニック。19日の大雨で浸水し、現在は再開に向けて、復旧作業が続いている。

 クリニック内は、まさに復旧作業の真っ最中。19日の大雨で、床上40センチまで浸水したという。

 事務機器や高価な医療機器も水につかってしまった。

 えのきこどもクリニック 榎正行院長:「ここまで来ちゃったので、諦めてくださいって言われたし、そっちもレントゲンを撮って画像をうつす機械なんですけど、きのう(業者に)見てもらって、スイッチを入れないでくださいと」「(Q.被害額は?)およそ1000万円」

 19日の大雨の翌日から、泥水につかったコピー機や医療機器を外に運んで洗い流したり床を拭いたり、再開に向けた作業に追われていた。ところが…。

 榎院長:「あす外来診療再開予定なんですけど、夕方からまた大雨になりそうだということで」「(Q.あすの再開に向けて用意したものをまた動かした?)そうです」

 実はこのクリニック周辺は、2カ月前にも大雨の被害を受けていた。

 7月15日、活発な梅雨前線の影響で6時間で100ミリを超える雨が降り、排水が間に合わず各地で浸水被害が相次いだ。

 榎院長:「玄関までは水が来たことはあったんですけど。今年の7月ごろに(床上)20センチ、今回(19日)は40センチというのは初めて」

 入り口に敷き詰めているのは、スポンジ製のマットレス。

 榎院長:「すがる気持ちで、ちょっとマットを並べてみたんですけど。浸水しないことを祈るだけです」

 幸い21日は浸水せず、22日に無事再開できる見込みだという。

■秋田市内「警戒レベル4」発令…午後9時ごろに解除

 夜になり、雨が降り続く秋田市内。19日の大雨で土砂が崩れた寺内地区。秋田市内では、再び土砂災害のおそれがあるとして、警戒レベル4が発令された。

 秋田市では21日夕方、5段階の警戒レベルのうち警戒レベル4を発令し、危険な場所から全員避難するよう呼び掛けたが、午後9時10分、すべて解除された。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年9月22日放送分より)
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