海岸に焼かれた赤ちゃんの遺体　一部は炭化も　静岡・沼津市(2023年5月28日)

海岸に焼かれた赤ちゃんの遺体　一部は炭化も　静岡・沼津市(2023年5月28日)

　静岡県沼津市にある海岸で赤ちゃんの遺体が見つかり、警察が死体遺棄事件として捜査しています。赤ちゃんの遺体は所々が焼かれていて、さらにその一部は炭化するほど激しく焼けていたことが分かりました。

■家族も憩う海岸に赤ちゃん遺体

　28日、通報があった時間帯に合わせ、早朝から捜査員が聞き込みを行っていました。

　静岡県沼津市。JR沼津駅から車で10分ほどの千本浜海岸で27日朝、一部が焼けた赤ちゃんの遺体が見つかりました。通報は釣り人からで、午前6時45分ごろでした。

　通報した釣り人：「赤ちゃんの遺体があった。燃やされている」

■焼かれた状態で…　一部は炭化も

　28日、新たに捜査関係者への取材で分かったことがあります。赤ちゃんの体は所々が焼かれていて、一部は炭化するほど焼け方が激しかったというのです。

　目撃者：「火が出ているのを見た」「（Q.火はどんな燃え方）最初は上にフワッと燃え上がっていた。でも、高さがない」「（Q.消えかかるくらいの火）そうそう」

　男性が火を見たのは、朝の6時から7時ごろだったそうです。その時間帯はジョギングや散歩する人などがいて、不審な人物がいれば目に付くといいます。

　地元の人：「朝は犬の散歩やウォーキング、釣りの人が来るくらいで、見知らぬ人が来ることもない。遠方から来る人がいたとしても車を止める場所が限られている。土地勘のある人が使用する場所だと思う」

　また、地元の人が違和感を感じているのが…。

　地元の人：「バーベキューも禁止されているし、ゴミを燃やすことも禁止だから、火をたいたりは通常ない」

　28日午後に司法解剖が行われ、結果が明かされました。死因は分かりませんでしたが、赤ちゃんは生まれて数日の女の子だと分かりました。

　地元の人：「できるのであれば、命がなくなっちゃった後に火葬のつもりで荼毘（だび）に付した形であれば少しは救われますが、まだ命がある時点で荼毘に付したのであれば、心が痛い」

　警察は、目撃者を探すなど調べを進めています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>