米FRB 金利据え置き 専門家「事前予想通り。予想外なのは、景気見通しの引き上げ」【知っておきたい!】(2023年9月21日)
FRB(連邦準備制度理事会)は20日の会合で、インフレ率は依然として高いが、鈍化していることに加え、失業率の低さなどを踏まえて経済活動が堅調なペースで拡大しているとして、政策金利の据え置きを決定しました。
去年3月以降続く、利上げ局面では2度目となります。今回発表された経済見通しでは、会合の参加者19人のうち12人が年内で1回の追加利上げを予想していて、利上げの「打ち止め」には慎重な姿勢を示しています。
これまで行ってきた金融引き締め策の効果や景気への影響を見極めながら、今後の利上げについて判断していくことになります。
今回の政策金利据え置きの決定について、野村総合研究所のエグゼクティブ・エコノミスト、木内登英氏は次のように話します。
木内氏:「据え置きは、おおむね事前予想通り。予想外だったのは、その先の(景気の)見通しが引き上げられてしまったので、景気の見通しが思ったよりずっと強いと。ここまで利上げしているのにもかかわらずですね。まだまだインフレの兆しはあるので、警戒的な金融政策を続けるというメッセ―ジがでた。簡単には利下げはしない」
(「グッド!モーニング」2023年9月21日放送分より)
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