杉田水脈議員ブログ“人権侵犯の事実あり”と認定 本人の受け止めは?(2023年9月20日)

杉田水脈議員ブログ“人権侵犯の事実あり”と認定 本人の受け止めは?(2023年9月20日)

杉田水脈議員ブログ“人権侵犯の事実あり”と認定 本人の受け止めは?(2023年9月20日)

■杉田水脈議員ブログ“人権侵犯”

 現職の国会議員が過去に行った表現は「人権侵犯」。法務局が認め、議員に「学び」を求めました。

 立憲民主党 塩村文夏参議院議員:「(杉田議員は)ブログでこう投稿して、ツイッターで拡散させているんです。会議室では小汚い格好に加え、チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。このブログを書き、ツイッターで拡散したのは事実ですか?」

 自由民主党 杉田水脈衆議院議員:「はい、事実ではございます。ただ、この時は私はまだ国会議員ではなく一般人でございました」

 立憲民主党 塩村文夏参議院議員:「国会議員の後の落選中ですよね。『コスプレのおばさん』とか『気持ちが悪い』とか、これちょっと私、あり得ないと思うんですよ。人権感覚は本当に大丈夫なのか」

 自身のブログで投稿していた表現について去年、国会で追及を受けた自民党の杉田水脈議員。当初は「一般人だった」と話していましたが…。

 自由民主党 杉田水脈衆議院議員:「傷付かれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消します」

 杉田議員は2016年から6年余り残していた投稿を国会で指摘を受けて削除。総務政務官を辞任しました。そして今月20日、杉田議員のアイヌ民族を侮辱する表現について、札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定していたことが分かりました。法務局は議員に対し、アイヌ文化を学ぶよう求めたといいます。

■アイヌ“侮辱”認定の受け止めは

 この事態を本人はどのように受け止めているのでしょうか。

 ANNの取材に対し、杉田議員の事務所は「法務省の職員が来たのは事実」としています。また、番組に対し、認定の受け止めについては「ノーコメント」と回答しました。一方、この件について会見で問われた松野官房長官は…。

 松野博一官房長官:「一般論として申し上げますと、アイヌの人々に対してアイヌであることを理由として差別することはあってはならず、政府としてはアイヌの人々が民族としての誇りを持って生活することができ、その誇りが尊重される社会の実現に向け、施策を推進することが重要であると考えています」

 法務局に人権救済を求めていた札幌アイヌ協会の多原良子さんは「声を上げられないアイヌ民族もいるなかで、認定は大きな一歩」とコメントしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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