ウクライナ 穀物禁輸の3カ国をWTO提訴(2023年9月19日)
ウクライナ政府はウクライナ産穀物の輸入禁止措置を取っているポーランドなど3カ国を「国際義務に違反している」としてWTO(世界貿易機関)に提訴しました。
ウクライナ産穀物を巡っては、ロシアの侵攻により黒海から船での輸出が困難になり、陸路での輸出を余儀なくされています。
周辺国では安価なウクライナ産穀物が国内に流入して反発が起きていて、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ブルガリア、ルーマニアの5カ国は自国の農家を保護するため輸入禁止措置を取っていました。
EU(ヨーロッパ連合)は15日、5カ国の輸入禁止措置を認めない決定を下しましたが、ポーランド、ハンガリー、スロバキアは独自に輸入禁止を続けることを決めました。
これを受けてウクライナ政府は「禁輸措置は国際義務に違反している」として3カ国をWTOに提訴しました。
しかし、ポーランド政府の報道官は18日、「禁輸措置を解除するつもりない」と述べました。
ポーランドはウクライナへ積極的な軍事支援を行っていますが、穀物問題で影響が出ることも懸念されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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