【自然の神秘】「サンピラー現象」貴重映像 全国86カ所“今季最低”-27.9°も(2023年1月19日)
強い寒気の影響で19日は全国86の地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。岩手県盛岡市の薮川では最低気温がマイナス19.6℃を記録。この寒さで、普段は見ることのできないサンピラー現象と呼ばれる幻想的な「光の柱」が姿を現しました。
今季最低となるマイナス21.1℃を観測した北海道上富良野町に朝日が昇ると、大地に幻想的な光景が現れました。太陽の柱「サンピラー」です。
撮影者(映像作家)・川村伸司さん:「割合としては珍しいもので、きょうはダイヤモンドダストの量が多くて光も強かったので、柱、サンピラーとして見ることができました」
空気中の水蒸気が結晶化して輝く「ダイヤモンドダスト」。これに太陽光が反射し、サンピラーが発生します。撮影者の川村さんはダイヤモンドダストの撮影を15年以上続けていますが、サンピラー現象は寒い冬の時期にまれにしか見ることができないという自然の神秘です。
撮影者(映像作家)・川村伸司さん:「(Q.今回投稿した映像は何点)60点か70点くらいというか。(きょうは)ダイヤモンドダストの量が今一つ」
そうなると、見たくなるのが100点の映像。それがこちらです…。白く輝く樹氷の上に舞い散る氷の結晶…。その光は、赤や緑、そして黄色と、虹色に輝いています。数多の宝石が空から降ってきているかのような光景です。
撮影者(映像作家)・川村伸司さん:「去年なんですよね。その時はダイヤモンドダストが虹色にも輝いたんですよ。手を伸ばした先から奥まで光の粒がずっと見えるんですね。立体感というか、それは映像とか写真では表せないので、見に行くとすごい」
1年で最も寒い「大寒」はまだ20日ですが、19日、全国80カ所以上の観測地点で今季最低気温を記録。岩手県では薮川でマイナス20℃近くまで気温が下がり、北海道では遠軽町でマイナス27.9℃を観測しました。
街の人は:「(Q.寒さどうですか)いや、痛いですね。痛いぐらい寒いですね」「(Q.どこら辺が痛い)いや、もう全部痛いです。顔とか体じゅうもう冷えちゃって」
先ほどの上富良野町からおよそ40キロ北にある旭川市でも今季最低気温を観測し、江丹別峠ではサンピラー現象が見られました。極寒を耐え抜いた人たちだけが見られる真冬の贈り物です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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