竜巻・豪雨・恐怖の波…予測不能な気象災害 一刻争う濁流からの救出劇(2023年9月19日)
■高温海水でヨーロッパ“異常気象”
突如、目の前に巨大な竜巻。フランス気象当局もこの規模の竜巻が発生するのは珍しいと伝えています。今年の夏、海水温度が例年より高いことが判明。ドイツではひょうで町は氷に覆われ、スペインでは豪雨。ヨーロッパで異常な気象現象が立て続けに起きているのです。
■砂巻き上げ… 目の前に“巨大竜巻”
フランスで発生した竜巻。低気圧の影響でフランスやスペインの大気は不安定な状態に。スペイン北東部の町では突然の豪雨で大量の水が街を貫き、オープンテラスのテーブルやイスを押し流していきます。
EU(ヨーロッパ連合)の気象機関により、海水温が今年は例年に比べ、異常な高温を記録し続けていることが判明。熱波や洪水などを引き起こし、予測不能な災害が起きる可能性も指摘しています。
■南アフリカ襲う“予期せぬ浸水”
南アフリカでは不思議な現象も…。この時期、南アフリカケープタウン付近で発生する「大波」。入り江に入ると、その高さはさらに増していきます。多くのユーチューバーが詰め掛け、その姿を撮影。さらに近付こうとすると、想定以上の波に走り出す撮影者たち。
■車から動けず 濁流で“決死の救出”
予期せぬ浸水の被害。それはアメリカでも。南東部の都市アトランタでは“溢れる水からの救出劇”がありました。
叫ぶ警察官の手には“警棒”が。中には人がいます。水は警察官の腰の高さを超えていて、事態は一刻を争う状況です。ここは本来、片側2車線の道路。大量の雨水が流れ込み、川のようになっていました。地元警察によりますと、車自体が路面から浮き上がり、ドアは水圧で開かなくなっていたといいます。車から出てきたのは男性でした。無事のようです。
現地メディアは、嵐が平年9月の総雨量に近い雨をたった1時間で降らせたと報じています。
この救出があったアメリカ・アトランタでは、都市の排水機能を超える雨が一気に降ったことで街のあちこちが冠水したということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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