横浜 ラーメン店長殺害事件 通報者が状況語る 容疑者は親族の男「包丁使った」(2023年9月18日)

横浜 ラーメン店長殺害事件 通報者が状況語る 容疑者は親族の男「包丁使った」(2023年9月18日)

横浜 ラーメン店長殺害事件 通報者が状況語る 容疑者は親族の男「包丁使った」(2023年9月18日)

 横浜市のラーメン店で店長の男性が殺害された事件で、通報した男性が取材に応じ、当時の緊迫した状況を語りました。

■容疑者は親族の男「包丁使った」

 警察署に到着し、淡々とした表情で車から降り立った大橋昭仁容疑者(35)。勤めていたラーメン店の店長を刃物で刺すなどして殺害した疑いが持たれています。

 大橋昭仁容疑者:「私がやったことに間違いありません。包丁を使いました」

 亡くなったラーメン店の店長・大橋弘輝さん(33)です。近所の人によると、幼い子どもが2人いるということです。

 弘輝さんと同じマンションの住人:「奥さんとお子さんと出掛けられたりして、ごく普通の本当にいいパパとご家族という感じでしたよね」

 弘輝さんの友人:「(店に)来てあげられてなかったのが、まさかいなくなっちゃうなんて思わなかったから、それが心残りです」

 その弘輝さんと昭仁容疑者は店長と従業員の関係でしたが、昭仁容疑者にとって弘輝さんは2歳年下の親族でもありました。そんな2人に一体、何があったのでしょうか。

 事件が発覚したのは15日夜のこと。横浜市港南区にあるラーメン店の中で店長の弘輝さんが大量の血を流して倒れているのを母親が見つけ、近くの飲食店に駆け込みました。

■「息子が刺された」争った形跡

 第1通報者:「パニクってました。お母さんだからね、実の。だから気が動転していて、ブルブル震えているというか。『息子が刺されたんです』と。『背中とおなかを刺された』と。『どこに電話していいか分からないので…すみません協力して下さい。お願いします』という感じで。慌てて出て行って、またお店に入って行ったんですよ」

 警察によると、弘輝さんには腹部や背中など上半身を中心に刃物による傷が多数残っていて、店内には争ったような形跡があったということです。司法解剖の結果、弘輝さんの死因は出血多量による失血死。現場には複数の包丁のような刃物が落ちていました。当時、ラーメン店には鍵が掛かっていたと母親は話しています。

 第1通報者:「鍵は3本…社長と、うちの息子(弘輝さん)と、従業員の3人が持っているだけで、私は社長に借りてきたんですと」

 母親によると、鍵を持っているのは店長の弘輝さん、社長である弘輝さんの父親、そして昭仁容疑者の3人だけでした。

■容疑者は親族の男 名古屋で確保

 事件後、行方が分からなくなっていた昭仁容疑者ですが、防犯カメラなどの捜査から17日、名古屋市内のホテルに1人でいたところを発見され、警察に身柄を確保されました。

 大橋昭仁容疑者:「事件の後、新横浜駅から新幹線に乗って名古屋へ向かいました」

 なぜ名古屋に向かったのかは分かっていません。

 近所の人によると、ラーメン店は休憩を挟んで昼と夜に営業していました。

 近隣の飲食店:「(Q.何人が働いていた?)昼間1人、夜1人。昼間が亡くなったひろ君、大橋君」

 午前11時から午後4時までを弘輝さん、午後4時半から深夜までを昭仁容疑者が担当。2人は別々の時間帯に働いていたということです。

 第1通報者:「(Q.トラブルは?)そういう話は一切聞かないですよね」

 警察は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、事件に至った経緯などを調べています。
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