「こんなにかかるの」“山の事故”救助費用15万円 紅葉登山シーズン到来で注意(2023年9月13日) #shorts
これから紅葉登山のシーズンが本格化し、気を付けなければならないのが、「山の事故」です。高額の救助費用を請求された女性を取材しました。
■閉山後に富士登山SOS 「足がけいれん」警察が救助
標高およそ2450メートル、北アルプスの大自然が織りなす景観が人気の、富山県の室堂平です。草木は徐々に、黄色に染まり始めています。
紅葉シーズンに向けて、登山者が増えるなか、事故も相次いでいます。
北アルプスの鹿島槍ケ岳では、登山中に滑落した横浜市の40代の女性が9月12日、搬送先の病院で死亡が確認されました。
9月10日に閉山した富士山でも、9月12日午前2時半ごろ、1人で富士山に登っていた46歳の男性から「足がけいれんして動けない」と警察に救助要請がありました。
警察官7人態勢で現場に向かい、およそ3時間後に男性は発見され、病院に搬送されました。
■白馬岳で「谷に落ちけが」 下山困難で救助要請
7月に白馬岳で登山中に事故に遭った女性を取材しました。
女性:「白馬大雪渓の横の山道で若干よろけてしまって、そのまま谷の方に落ちてけがをしました」
女性はツアーで参加した登山中に、10メートルほど滑落。流血や打撲で自力での下山が困難となり、救助要請をしました。
女性は無事救助され、大事には至りませんでした。ただ後日、請求書が届いたといいます。
女性:「請求書が送られてきます。こんなにかかる?」
女性が驚愕した、救助費用。一体いくらかかったのでしょうか。
■救助費は15万3000円「保険入ってて良かった」
紅葉シーズンを前に高まる登山人気。事故や遭難に遭った際、身の安全を守るための救助要請は必要ですが、“高額の出費”となることもあります。
女性:「民間の方が救助に3人ぐらいあたって下さったんですけど、3人で15万円だから1人5万円ぐらいです」
女性に請求された救助費は15万3000円でした。
女性:「実際に請求されてみると、こんなにかかるんだってびっくりします。安いとは言えない。だから保険入ってて良かったなって」
加入していた登山保険で全額カバーすることができましたが、女性は改めて「山の事故」への備えの重要性を訴えています。
(「グッド!モーニング」2023年9月13日放送分より)/a>
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