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【独自】“逆あおり運転”被害者語る「恐怖の4分間」・・・ジワジワとバックで接近【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年2月24日)
「今“あおり運転”に遭っています」と警察に通報している、車を運転する男性の前方に、ノロノロ運転で塞いでいる車があります。車がバックしてくることもあり、“逆あおり運転”を受けていました。
■「10キロ以下」ノロノロ運転で急停止
運転手:「すいません、もしもし、今“あおり運転”に遭っています」
道路脇には、まだ雪が残る今月12日の午前4時ごろ、千葉県船橋市の県道で、前方を走る黒い車にあおられていると、ハンズフリーで110番通報する男性。
警察:「ナンバーとか分かりますか?」
運転手:「ナンバー跳ね上げていて、分からないです」
警察:「見えない。相手どんな車ですか?」
運転手:「黒のセダンですね。シルビアっぽい車」
警察:「場所どこですかね?」
運転手:「これ・・・、どこだ・・・」
同乗者:「船橋市県道57号」
動画は、後部座席に座る同乗者が撮影していました。
一見、あおられているようには見えませんが、一体どのような被害者に遭っているのでしょうか?
運転手:「今、すごいゆっくり走っています、車」
警察:「進行方向は、どちらですか?」
運転手:「北向きです」
警察:「分かりました。今、手配しますね。気を付けて行って下さい」
対向車も前を走る車もない静まり返った未明の県道で、ノロノロと走る黒い車。
運転手:「まだ全然、すごいゆっくり走っていて、このままだったら、おかしい。(時速)10キロ以下です」
警察:「かなりの低速ですね」
運転手:「今、止まりましたね。降りてくるんじゃないですか?」
センターラインをはみ出して、急に止まった車。次の瞬間・・・。
■ノロノロ一転・・・急バック あわや衝突
運転手:「止まりましたね」
警察:「どこで止まりました?」
運転手:「バックしてきます、こっちに」
同乗者:「危ない!危ない!危ない!危ない!」
今度は、急にバックをしてきた黒い車。少し手前で止まり、再び前へ走り出したかと思いきや・・・。
運転手:「ずっとバックしてきますね」
同乗者:「危ない!危ない!危ない!」
運転手:「ずっとバックしてきますね」
同乗者:「危ない!危ない!危ない!」
バックしながら、ぶつかる寸前まで近付いてくる車。ブレーキランプが何度も点灯しているため、「運転ミス」ではなく、故意に接近してきているのが分かります。
ギリギリまで近付いていた黒い車は、再び前に進み出します。男性はそのまま距離を取りながら、警察に状況を伝えます。
運転手:「すごいあおってきますね。抜かさせないように、片側1車線のセンターラインを割って、止まって。さっきバックして、ずっとバックしてきたと思ったら、急に出発して、急ブレーキ掛けて・・・」
しかし、これだけでは終わりませんでした。黒い車との距離が離れ、ホッとしたのも束の間、再びバックでジワジワと近付いてきたのです。
運転手:「おかしすぎじゃん」
同乗者:「やめて・・・。やめて・・・」
運転手:「当ててくるんか?」
同乗者:「バックしようよ、ねぇ・・・」
男性の車も衝突を避けるためにバックします。ここでも、黒い車はブレーキランプを細かく踏みながら、ジワジワと近付いてきます。
すると、タイヤを鳴らしながら急発進した車は、何事もなかったかのように、前へ進んでいきました。
同乗者:「めっちゃ怖かったんですけど・・・」「逃げるんじゃない?警察来ると思って」
黒い車が交差点に差し掛かった、その時でした。
同乗者:「信号無視するんじゃない」
赤信号を無視し、そのまま左折。ノロノロ運転で行く手を遮るだけでなく、突然、バックで接近するなど、4分間にわたり、続いた危険な“逆あおり運転”でした。
■しつこい“逆おおり”・・・始まった原因は?
23日、被害に遭った男性家族から話を聞くことができました。
運転手:「家族でスキーに行こうと思って、朝4時くらいに家を出た」
男性が運転する車には、助手席に妻、後部座席に2人の子どもが乗っていました。
運転手:「街灯が1個あるくらいで、前後は真っ暗ですね。ですので、私もハイビームで走っていたという状態です」
■原因はハイビーム? 恐怖の4分間
現場となった片側1車線の県道は、黄色いセンターラインが引かれている追い越し禁止の道路です。男性によると、そこに黒い車が後ろから追い越してきたといいます。
運転手:「前に車が入った時点で、ハイからローに移したんです」「おそらく、それを相手がパッシングされたと勘違いをされたんじゃないかと」
動画には、こんなやり取りも残されていました。
同乗者:「うちら、何かおかしいことしてた?」
運転手:「ハイビームにしていただけ・・・」
そこから、執拗(しつよう)な“逆あおり運転”が始まったのです。運転している男性は、携帯をハンズフリーの状態で110番通報しました。
運転手の長男:「追い抜かされて、明らかにおかしい速度で減速したので、その時に『これはやばいな』と思って、すかさずスマホで撮り始めました」
男性の車には、ドライブレコーダーが付いていなかったため、後部座席に座っていた子どもがスマートフォンで動画を撮影し始めました。
警察:「ナンバーとか分かりますか?」
運転手:「ナンバー跳ね上げていて分からないです」
運転手:「おそらくですけど、追い越しても結局、追い掛けてくるんだろうなとか。クラクション鳴らしたりすると、逆に相手を刺激して、例えば余計にぶつけてくるとか。されることも考えながら、何が最善かなと」
■被害男性「ドラレコ必要と身に染みた」
刺激を与えないように、黒い車の後ろで、慎重に運転していたという男性。すると・・・。
同乗者:「やめて・・・。やめて・・・」
運転手:「当ててくるんか?」
運転手:「ハッキリと顔は見えなかったんですけど、バックで一番近くまで来た時に、若い男性っぽい感じかなという形では。運転席に1名だけしか見えなかったです」
運転手の次男:「すごく怖かったです。何をされるか分からないし。すごく不安な気持ちでいっぱいになった」
23日、被害を受けた現場を案内してもらいました。
運転手:「ホイールスピンしたような形跡があるね」
この時に付いたものでしょうか?現場の道路には、黒いタイヤの跡がありました。
運転手:「今回は、たまたま子どもが動画撮ってくれましたけど。もし1人だったら、さすがに動画も撮れてないので。そう考えると、(何かあった時のため)“ドラレコ”は必要だなっていう、今回、身に染みて感じました」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年2月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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