G20首脳会議 成否のカギは…開催国インドとロシアの“深い関係”(2023年9月9日)
インドで開幕したG20=主要20カ国・地域サミットで初日のセッションが開かれ、早速、意見が交わされています。首脳宣言を採択できるかが焦点です。
■開催国インドとロシアの“深い関係”
テーマは「一つの地球、一つの家族、一つの未来」。9日から2日間、主な議題はロシアのウクライナ侵攻です。侵攻から1年半、戦闘が泥沼化し分断が深まった世界。仲介役として存在感を増しているのが、議長国・インドです。
インドとロシアは深い関係にあります。例えば、ウクライナ侵攻があっても、インドはロシア人の入国を極めて簡単な手続きで認めています。
ロシア人の旅行者:「ロシアに戻る予定はないです。ビジネスビザを取るつもりです」
結婚して6年、インド人とロシア人の夫婦はインドへの永住も考えていました。
インド人とロシア人の夫婦:「インドは武器供与や約束もせず、戦争にも加担しません。それはロシアを支持することになるかもしれません」
■G20首脳会議 成否のカギは…
インドはここ数年、ロシアから割安で原油を手に入れるなど輸入額を大幅に伸ばし、したたかな振る舞いを続けています。今回のG20の焦点は首脳宣言が採択できるかどうかですが…。
ロシア ラブロフ外相:「我々の立場が反映されなければ、G20全体の宣言はできないだろう」
首脳宣言が採択できなければG20発足以来、初めての事態。インドの議長国としての手腕が試されます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く