「本来は母として身をていして守るべきだった」本庄市・児童虐待裁判 母親に懲役10年(2023年9月8日)

「本来は母として身をていして守るべきだった」本庄市・児童虐待裁判 母親に懲役10年(2023年9月8日)

「本来は母として身をていして守るべきだった」本庄市・児童虐待裁判 母親に懲役10年(2023年9月8日)

 埼玉県本庄市で当時5歳の男の子に暴行を加えて死亡させた罪などに問われている母親と同居人の男の裁判で、さいたま地裁は母親に懲役10年、男に懲役12年の判決を言い渡しました。

 柿本知香被告(32)と同居していた丹羽洋樹被告(36)は去年1月、本庄市の自宅で柿本被告の長男歩夢君(当時5)を投げ飛ばすなどして死亡させ、遺体を埋めた罪などに問われています。

 今月8日の判決で、さいたま地裁は「わずか5歳で誰にも助けも求められなかった歩夢君の苦痛は大きい」と指摘しました。

 そのうえで「柿本被告は本来、母として身を呈して守る立場だが、自ら虐待に参加していた」などとして、柿本被告に懲役10年、丹羽被告に懲役12年を言い渡しました。
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