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ロシアはなぜ武力行使に踏み切ったのか
ロシアが今回、武力行使に踏みきるまでの経緯です。
旧ソビエト連邦の共和国で、連邦崩壊後も深い関係が続いてきたロシアとウクライナ。その関係が一変したのが8年前でした。
反政府デモが続き、親ロシアの大統領がその座を追われ欧米寄りの政権が誕生。するとロシアは、親ロシア住民が多い南部のクリミア半島に軍事介入し、一方的に併合しました。
さらにウクライナ東部でも親ロシア派の勢力が武装蜂起し、一部地域を実効支配していました。そして去年からロシアは、ウクライナを取り囲む形で国境近くに大規模部隊を展開し、最近は19万人規模に・・・
これに対し、アメリカなどは今年に入って東ヨーロッパなどに部隊を集める動きを見せ、緊張が高まっていました。
ロシアが求めてきたのは西側諸国がつくった軍事同盟、NATO=北大西洋条約機構をこれ以上東に拡大させない確かな保証です。冷戦後は、東ヨーロッパや旧ソ連のバルト三国も次々と加盟。ロシアはそこにウクライナが加わり、NATOが自国の国境まで迫ることは絶対に容認できないという姿勢です。
年末から様々なレベルで協議が続けられてきましたが、溝は埋まらないまま。そして遂にロシアはウクライナへの武力行使に踏み切りました。
(24日16:59)
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