広瀬すずと記念撮影“満面笑顔” バスケW杯の舞台裏…“記念ボール”にまさかの秘話【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月5日)

広瀬すずと記念撮影“満面笑顔” バスケW杯の舞台裏…“記念ボール”にまさかの秘話【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月5日)

広瀬すずと記念撮影“満面笑顔” バスケW杯の舞台裏…“記念ボール”にまさかの秘話【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月5日)

 バスケットボールワールドカップで日本が最終戦、カーボベルデに勝って48年ぶりに自力でオリンピックの出場を決めました。試合が終わった後、広瀬すずさん(25)と選手たちとの記念撮影も見られました

■選手は“満面の笑み” 広瀬すずと記念撮影

 48年ぶりに自力でのオリンピック出場を決めた日本の選手たち。試合の終わったコートの上で、広瀬すずさんと記念撮影。
 
 すずさん:「私が暑いんですよ」

 すずさんも興奮気味です。

 そして、今度は富永啓生(22)と2ショット。後ろで川真田鉱也(25)が邪魔をします。

 緊張感から開放され皆、笑顔です。

■ロッカールームで喜び爆発! 監督も踊る?

 試合後のロッカールームでは、選手たちが次々と喜びを分かち合います。

 川真田選手:「え!?何これ!?すげー!英語読めなかった」

 手にしたパリ行きチケットのボードに思わず大興奮。

 そして、こんな人まで…。

 ホーキンソンの父・ネルズさんの踊りながらの登場に大盛り上がり!これには、ホーキンソンも照れ笑い。

 渡邉雄太(28)が登場すると、盛り上がりは最高潮に。喜びを抑えきれず、飛び跳ねる渡邊。興奮のあまり、背中で持っていた日の丸を落としてしまいます。

 トム・ホーバス監督(56):「よくやったね、本当にありがとうございます。いや、難しいですよね、本当は。でも、もう最初から皆信じて、信じていいですか、信じているの、信じているよ」

 ホーバス監督がこれまで繰り返し選手に語りかけた、自分を勝利を「信じる」という言葉。

 トム・ホーバス監督:「この試合は最後の方によく見えた。本当に危ないところで、皆が…最高です!この経験を忘れないで!これからもスタンダードを作りますから。やろう!」

 選手全員で監督の頭をなで回し、監督も喜びのあまり踊り出します。

 最後は、全員で記念撮影。

■会見で明かした“思い” 監督「全員がMVP」

 トム・ホーバス監督:「やったね、本当に。長い間、一生懸命練習をやって。このメンバーと一緒にやって。本当に感謝します。最高でした。最高です。本当に、ありがとうございます」

 ジョシュ・ホーキンソン選手(28):「今回のW杯は、とても楽しかったと思います。日本バスケはとても大好きです。最高です。パリオリンピックの目標はまだ決めていないけど、頑張りたい」

 渡邊選手:「今回は自国開催だったので枠はもらえてましたけど、Bリーグのシーズン中、大変ななか戦ってくれて。そういう選手のおかげで、僕がこうやってワールドカップで、皆と一緒にオリンピックを決めることができたので、チームメートにすごく感謝しています」

 トム・ホーバス監督:「(Q.1人MVPをあげるとしたら誰でしょうか?)僕のバスケットは1人じゃないです。全員チームバスケット。だから、NBA選手がいてもチームプレーが必要だった。全員が迷っていない。自分の力を使えます。全員がMVPです」

■序盤から積極的に攻める日本 “圧巻プレー連発”

 渡邊選手:「数カ月の集大成や」

 パリオリンピック出場をかけた、運命の一戦。試合前の練習を引っ張ったのは、渡邊です。

 渡邊選手:「レディー?声出すぞー!レッツゴー!」

 ダッシュでコートへ飛び込み、一番きついディフェンスの練習を始めます。

 気合を入れるために、渡邊が提案したそうです。

 48年ぶりのオリンピック自力出場がかかった、カーボベルデ戦。序盤から日本は積極的に攻めます。

 渡邊が、豪快なダンクシュート。その勢いに、他の選手も続きます。

 しかし、カーボベルデも高さを生かして得点を重ね、第1クオーターは17-19と互角の展開。

■河村と富永が圧巻のプレー! 前半リードで折り返し

 第2クオーター、日本の猛攻が始まります。

 チーム最年少22歳、河村勇輝が速さを生かして得点を重ねていきます。

 そして、河村と同い年の富永も圧巻のプレーを連発。日本代表は、今大会初めて前半をリードして折り返します。

■大黒柱・ホーキンソンの献身 勢いに乗る日本

 第3クオーターに入っても、富永の勢いは止まりません。

 すずさん:「もう笑っちゃうっていうか、バケモノ級ですよね。もう、すごすぎて…手首とか見ると、スナップだけで安心感がすごいんですよね」

 実況席も大興奮の活躍です。

 そして日本の大黒柱・ホーキンソンも、この試合ここまでフル出場の疲れを感じさせないプレーで、次々と得点を重ねていきます。

 勢いに乗った日本は、第3クオーターを18点差で終えます。

■「魔の7分間」 コートでは何が…

 第4クオーター、パリオリンピック自力出場まで残り10分。日本に試練が待っていました。

 相手ディフェンスに阻まれ、苦しい展開。日本は相手のマークが厳しくなった富永に変え、最年長の比江島慎(33)を投入しますが、18点あった点差をジワジワと詰められてしまいます。

 トム・ホーバス監督:「自身持って打って!自信もってトライ!」

 第4クオーター開始から7分間、日本は無得点。選手にとっては、まさに「魔の7分間」になりました。

 河村選手:「リードがあったので、ちょっと守りに入ってしまったなというのが一番強いですかね。とにかく1秒1秒、集中力を切らさずにプレーすること。ただ、それだけを考えていました」

 比江島選手:「自分が出ている時間帯に、点差が詰まってしまってというところは申し訳なかった」

 この状況に、トム・ホーバス監督が選手に喝を入れます。

 トム・ホーバス監督:「試合はまだ終わってない!終わってないです!」

 監督の言葉に選手も執念のディフェンスで応え、反撃のチャンスをうかがいます。

■勝利決めた“スリーポイントシュート” 渡邊も涙

 そして、試合時間残り49秒。この試合フル出場で「魔の7分間」も懸命なディフェンスで耐えていたホーキンソンは、体を張ったプレーで得点。加えてフリースローも獲得します。

 さらに残り20秒。試合を決定づけるスリーポイントシュート!

 そして、日本が勝ちました。アジア1位です。

 渡邊選手:「(Q.今どんな思いですか?)いったん試合の話は置いといて、最高です。本当に今回が最後の大会になるんじゃないかっていう、グループも正直大変でしたし、本当に皆頑張ってくれたんで、皆のおかげです。本当に感謝してます」

■ウィニングボールは渡邊に…その訳とは?

 歴史的勝利の裏には、先輩と後輩の熱い絆がありました。

 試合終了直前、渡邊の方を見て手招きをしているように見える後輩の河村。勝利の瞬間、ひざに手をついて涙する渡邊に、真っ先に駆け寄りウィニングボールを渡していたのです。

 河村選手:「(Q.どんな思いで、あのボールを渡邊選手に渡した?)本当に雄太さんのこの代表始まってから、色々引退の発言だったりとか、それだけではなくて、チームとしての中でもこの代表にかける思いっていうのはよく聞いていたので」

 実は大会直前、渡邊は「引退」の二文字を口にしていました。

 渡邊選手:「このチームでパリ(五輪)に行けなかった場合、僕は今回で代表活動は最後にしようと思っています」

 「オリンピックに出場できなければ代表引退」。ワールドカップにかけた、強い覚悟。

 河村選手:「(Q.どんな思いで、あのボールを渡邊選手に渡した?)ずっと代表されている、引っ張っている雄太さんには、この(五輪出場が)決まるタイミングのボールっていうのは持ってほしいなっていう気持ちで渡しました」

 渡邊選手:「自分を追い込むことによって何か変えれるんじゃないかなという思いを持って、(引退と)言った部分もあったんですけど。それが、あまりチームに対して影響を及ぼすとまで考えてなくて。ただそれを受けて、皆が僕を引退させたくないという気持ちになってくれてたのが、すごいうれしかったですし」

 「勝って、引退させない」。チームの思いが、形になったウイニングボール。試合後のインタビューでも渡邊の腕には、ウイニングボール。手離すことなく取材を受けます。

 渡邊選手:「若い世代が加わって、そこの頼もしさと、お互いが支え合ってやってこれたと思うので、すごい良いチームになりました」

 ロッカールームに戻ってからも、喜びを爆発させる渡邊の手にはしっかりとウイニングボールがありました。

 トム・ホーバス監督:「引退しないでしょ」

 渡邊選手:「引退するわけねぇだろ。死ぬまでやるよ、死ぬまで」

 ウイニングボールを抱えながら、熱く叫ぶ渡邊。

■ウイニングボール強奪? 一体誰に…

 しかし、3日の会見で、意外な事実が発覚しました。

 渡邊選手:「僕がちょっと泣いている時に、河村が持ってきてくれたんですけど、あのボールは相手チームのコーチなのかスタッフなのか分からないんですけど、人にぶん取られまして。カーボベルデのコーチ?監督?監督が『俺のだ』みたいな感じで」

 その時の映像には、渡邊とたたえ合うカーボベルデの監督が映っています。次の瞬間、ウイニングボールをガッチリつかみ離しません。渡邊から、まさかの“強奪”。ボールを左腕で抱えて、コートを去っていきました。

 渡邊選手:「カーボベルデも初出場だったんで、ワールドカップ。ボールが欲しかったんだと思います。その後、別の何球か試合中使っていたので、別のボールをちゃんともらったんですけど、河村が僕にくれたボールは取られました」

 それでも、持ち帰ったボールの価値は変わりません。

 渡邊選手:「今は部屋に保管してあるんですけど、この後、皆のサインをもらって、家に飾ろうと思っています」

 ホーバス監督は、自力でオリンピック出場を決めたチームをこう評価しました。

 ホーバス監督:「(Q.今回の男子のチームは、どんなチーム?)まあまあだね。このチームが当たり前スーパーですよ。もう歴史も作ったスーパーチームです。間違いないです。今すごい結果出したんですけど、もっともっとできると思います」

(「羽鳥慎一モーニングショー」2023年9月4日放送分より)
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