「申し訳ない」中国人がラーメン店に直接謝罪も 処理水“嫌がらせ”続く #shorts

「申し訳ない」中国人がラーメン店に直接謝罪も 処理水“嫌がらせ”続く #shorts

「申し訳ない」中国人がラーメン店に直接謝罪も 処理水“嫌がらせ”続く #shorts

処理水の海洋放出をきっかけに、中国からの迷惑電話やデマ情報の拡散が続いています。一方、100件以上の迷惑電話が掛かってきた飲食店には、中国人からこれまでとは違う内容の電話があったことが分かりました。

■北京と上海からの団体客 一部キャンセル

 大きなスーツケースを転がしながら、羽田空港に到着した中国人観光客たち。中国国内で処理水の海洋放出に反発が強まるなか、来日した中国人観光客はこの問題をどう思っているのでしょうか。

 上海からの観光客:「(Q.躊躇(ちゅうちょ)したり、計画変更したり考えなかった?)前から計画していたので、仕方なく来ました。食べ物や海産物を食べるのは若干、躊躇しています」「全然心配していないです。(周りで)言う人はいますけど、私は心配していないので来ました」

 日本航空によりますと、9月3日は北京と上海からそれぞれ80人の団体客が来日する予定でしたが、一部キャンセルが出たということです。

■値引きシール…「処理水のせい」デマ拡散

 処理水放出後、いまだ続く嫌がらせ行為。埼玉県のスーパーで、閉店時間近くに貼られる値引きシールが撮影されました。

 どこのスーパーでも見かける光景ですが、中国のSNSでは値引きシールの理由を処理水の放出と結び付け、デマ情報を拡散しています。

 中国人撮影者:「海鮮のみ割引シールを貼り始めた。こんなに良いエビも半額割引でただに近い。この辺りは全部が海産物です。誰も見ていない。今や日本人すら、日本の海鮮を食べないことになっている」

■浄化水飲んだ官僚「がんで死亡」書き込み

 東日本大震災から7カ月後、福島第一原発にたまっていた低濃度汚染水の浄化水を飲んで安全性をアピールした当時の内閣府政務官・園田康博衆議院議員の映像です。

 園田内閣府政務官(当時):「一般雑菌・細菌が最近ありましたので、それを煮沸させていただいた水でございます」

 中国のSNSでは、「この官僚はこの後どうなった?」と題し、コメント欄には「がんで死亡した」などの悪質な書き込みがされています。

■中国から迷惑電話 「謝罪」メッセージも

 一方で、変化の兆しも見られます。

 埼玉県春日部市で福島県の「会津ラーメン」を扱う店では、海洋放出以降、中国からの迷惑電話が相次いでいました。しかし、次のような電話が掛かってきたといいます。

 「会津ラーメン 和」西條剛オーナー:「なかには本土の中国の方から『中国人が申し訳ございません』といった留守番電話のメッセージが残っていた」

 留守番電話に残されていたメッセージ:「私は中国人です。私は日本語が話せません。すみません。道理を知らない人がたくさん迷惑電話をしました。皆一般人です。そうすべきではありません。彼らを代表して謝ります」

 さらに、電話だけではありませんでした。

 西條オーナー:「報道をご覧になられた中国人の方が、わざわざ東京からうちのラーメンを食べに来てくださって。『中国人が本当に申し訳ございません』ということで、直接謝罪の言葉をいただきました。(迷惑行為は)すべての中国人ではない。心ある振る舞いをなされる方、本当に心が洗われるというか潤うといいますか。そんな感覚になりますね」

(「グッド!モーニング」2023年9月4日放送分より)/a>

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