紀伊半島大水害から12年 各地で犠牲者を追悼 死者・行方不明者 88人(2023年9月4日)

紀伊半島大水害から12年 各地で犠牲者を追悼 死者・行方不明者 88人(2023年9月4日)

紀伊半島大水害から12年 各地で犠牲者を追悼 死者・行方不明者 88人(2023年9月4日)

 88人の死者・行方不明者を出した紀伊半島大水害から12年となり、大きな被害のあった和歌山県の各地で追悼の祈りが捧げられました。

 29人が亡くなった和歌山県那智勝浦町では、災害が発生した午前1時に遺族らが犠牲者の数と同じ、29個の明かりをともし祈りを捧げました。

 妻と長女を亡くした寺本眞一元那智勝浦町長:「時間の止まったような、あの当時のままの様子がいつも頭の中に浮かんでくる。災害で被害が出ないように祈っていきたいと思う」

 2011年9月、台風12号の影響による大雨で、和歌山・奈良・三重で土砂崩れや川の氾濫が相次ぎ、死者・行方不明者は88人に上りました。

 熊野川が氾濫し14人が犠牲となった和歌山県新宮市でも、市長らが献花し、慰霊碑の前で犠牲者を悼みました。
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