タクシン元首相に国王が恩赦 刑期は8年から1年に 国外逃亡から15年ぶりに帰国|TBS NEWS DIG
タイ王室は1日、汚職などで有罪判決を受けたタクシン元首相について、刑期を8年から1年に短縮する恩赦を与えたと発表しました。タクシン氏は国外逃亡を終え、15年ぶりに帰国しています。
タイ王室の官報によりますと、汚職などで有罪判決を受け、禁錮8年の刑期を言い渡されたタクシン元首相はきのう、ワチラロンコン国王から減刑の恩赦を与えられました。
恩赦はタクシン氏からの申請に基づいて決定されたもので、刑期は禁錮1年に短縮されます。
タクシン氏は2006年の軍事クーデターで失脚し、当時の刑事裁判の審理中に国外に逃亡しましたが、先月、15年ぶりに帰国。すぐに収監されたものの、現在は体調不良を理由に警察病院に入院しているとみられています。
タイではタクシン氏の国政への影響力がいまも根強く、今月にはタクシン派の政党から選出された新首相のセター氏が新たな連立政権を発足させる見通しです。
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