藤井聡太七冠 八冠達成なら…「経済効果35億円」試算 ファン消費で恒例おやつ恩恵も(2023年8月31日)
将棋の藤井聡太七冠(21)が前人未踏の「八冠」を狙う、注目の「王座」戦が31日から始まります。八冠を達成した場合、経済効果は35億円に上るとされています。
■「棋士としては非常に大きな経済効果」
王座戦第1局は、神奈川県秦野市にある鶴巻温泉の老舗旅館「元湯 陣屋」で行われます。
藤井七冠:「八冠に挑戦できるのは、貴重な機会かなと思っているので。注目していただける舞台にもなるので、それにふさわしい将棋をさせれば」
藤井七冠は今回、王座を獲得すれば、前人未到の全8タイトル制覇となります。
関西大学の宮本勝浩名誉教授は、藤井七冠が八冠を達成した場合、経済効果は35億円に上ると試算しました。
タイトル獲得料などの他、スポンサー収入や本、ゲームアプリなどの売り上げ、ファンの消費額などの「直接効果」で、およそ16億3000万円。
さらに、原材料を製造する企業の売り上げ増加額の「一時波及効果」と、関わった人の収入増加の一部が消費に回る「二次波及効果」を合わせると、総額で35億3487万円になるといいます。
宮本名誉教授:「将棋の棋士としては、非常に大きな経済効果がある」
■恒例の「おやつ」…恩恵で完売続出
中でも特徴的なのが「ファンの消費」で、およそ7億円になるとみられています。
宮本名誉教授:「対局の時の勝負めしやおやつに食べるお菓子。お菓子は持って帰れるわけです。そういうものが非常に売れている。藤井さんの時だけ、特別に起こっている」
今年1月、静岡県掛川市での王将戦第1局で当時の藤井五冠がおやつに選んだのは、地元の「火の羊羹(ようかん)」でした。
翌日、店では150個用意しましたが、1時間半で完売。その効果は今でも…。
伊藤菓子舗 伊藤光男店主:「これ藤井先生が食べた羊羹ですよねと言って、買っていかれる。今でも、たくさん売れてます。効果はすごいと思う」
先に3勝した方がタイトルを獲得する王座戦。注目の対局は、31日午前9時から始まりました。
(「グッド!モーニング」2023年8月31日放送分より)
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