セブン&アイは“売却による早期決着”姿勢…そごう・西武の売却巡り 労組がスト通知(2023年8月29日)

セブン&アイは“売却による早期決着”姿勢…そごう・西武の売却巡り 労組がスト通知(2023年8月29日)

セブン&アイは“売却による早期決着”姿勢…そごう・西武の売却巡り 労組がスト通知(2023年8月29日)

 28日、そごう・西武の売却を巡って、労働組合がストライキの実施を通知した。一方、親会社のセブン&アイ・ホールディングスは、引き続き売却による早期決着の姿勢を示した。

■7月にストライキ権を確立 雇用維持求め…

 そごう・西武労働組合 寺岡泰博委員長:「開始日を2023年の8月31日(木)とするストライキ権の行使ということで、通知させていただきました」

 大手デパート、そごう・西武の労働組合は28日、アメリカの投資ファンドへの売却を巡り、西武池袋本店でのストライキを31日から実施すると通知した。

 去年11月、親会社のセブン&アイ・ホールディングスが、そごう・西武をアメリカの投資ファンドに売却すると発表。今年2月1日に売却が予定されていたが、2度にわたり延期するなど調整が難航していた。

 これに対し、労働組合側は7月、組合員の投票により、ストライキ権を確立。雇用維持を求めて、ストも辞さない構えを見せていた。

■百貨店によるスト実施は約60年ぶりに…

 28日、そごう・西武本社では、セブン&アイの井阪隆一社長を交え、労使協議が行われたが、折り合いはつかず…。

 寺岡委員長:「地域のお客様・取引先様こういったところに、多大なご迷惑がかかるという認識は、スト権確立の時から持っていました。大変心苦しい決断だと思っておりますが、残りの数日の中で、可能な限り回避できるように労使協議を進めていければ…」

 組合側は、セブン&アイが株式の譲渡を9月1日に強引に進めようとしているとみていて、いったん中止して協議を続ければ、ストは解除するとしているが、セブン&アイの首脳は、記者団にこう話したという。

 セブン&アイ・ホールディングスの首脳:「早期の株式譲渡の決定が店を立て直す近道」

 百貨店による60年ぶりのストは、避けられそうにない。この状況に、そごう・西武は…。

 そごう・西武:「引き続き労働組合とは協議を継続し、皆様へのご不自由を最小限にとどめるべく、真摯に対応してまいる所存です」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年8月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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