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トリプル台風発生 沖縄接近恐れ 離れていても強風や高波に注意(2023年8月28日)
日本周辺にある台風9号と10号に続き、今度は台風11号が発生。沖縄に接近する恐れが出ています。一方、各地で厳しい残暑が続くなか、稲の生育に深刻な影響が出ています。
■猛暑日続出 稲刈り異例の前倒し
猛暑日が続出した宮城県。小型の扇風機やうちわが手放せないようです。仙台市は今年7日目の猛暑日となり、年間の最多記録をさらに更新しました。
関東でも埼玉県や群馬県などで28日午後から35℃超えを相次いで観測。東京は都心で猛暑日に迫る暑さ。8月も終盤に差し掛かっていますが、まだまだ厳しい残暑は続いています。
猛暑は収穫期を迎えた米作りにとっても過酷な状況だと言います。
コメ農家 逸見孝志さん:「例年なら9月20日すぎからが刈り取り適期だが、今年は(9月)10日前には刈らなくてはいけない。8月が非常に暑かったので正直、経験したことのない早さで刈り取り適期が来ている」
気温上昇によってコメの成長スピードが早すぎるため、品質を落とさないように例年よりも前倒しで稲刈りを行わざるを得ないと話します。
さらに、秋田の米農家では…。
石垣農園営農部 谷本弾部長:「一番きつかったのは草刈り作業。良いお米を取るにも良い条件の田んぼを自分たちで作らなくてはならない。暑さとの闘いでもあるし、自分との闘いみたいなところもある」
連日の猛暑のなか、気を付けなければならなかったのは稲の生育だけでなく、生産者の安全対策でした。
石垣農園営農部 谷本弾部長:「熱中症になるのは一番まずいので、自分の健康と向き合いながら一生懸命、頑張った」
■トリプル台風発生 沖縄接近恐れ
また、複数の台風によっても影響が及んでいます。まず、三陸沖を北上中の台風10号。徐々に本州から離れているものの、最大瞬間風速は35メートルで依然、強い風が吹いています。
今月中旬の記録的な大雨で被害を受けた岩手県などは沿岸部などで高波や本降りの雨となっているところも。
そして、フィリピンの東にある「非常に強い」台風9号は進路を西へ。さらに、今後の動向に注目なのが28日午前に発生した台風11号です。発達しながら風速25メートル以上の暴風域を伴い、今週末には沖縄へ接近する見通しです。
台風の影響もあり、今後は各地の山沿いを中心に天気急変や落雷、突風などが起きる恐れもあります。厳しい残暑もまだまだ続くため、レジャーなど外出の際には十分な警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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