高円寺阿波おどり 観客・踊り手一体に…飛び入り参加者も「想いあふれました」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年8月28日)
日本三大阿波おどりの一つ「東京高円寺阿波おどり」が、この週末に開催された。
新型コロナの影響で制限されていた路上での阿波おどりが、4年ぶりに復活。およそ9000人の踊り手たちが街を練り歩き、圧巻の踊りで観客を沸かせた。
■運営が“ござ”用意も…すぐに…
開始2時間以上前から、ステージとなる沿道には多くの人が集まり、増え続ける観覧客に、警備も厳戒態勢となった。
DJポリス:「ただいまから、交通規制を行います。まだ車道に残っている車両は、速やかに移動をお願いします」
交通規制が始まった道路では、祭り関係者の方が、“ござ”を乗せたリヤカーを運んでる。
リヤカーをひく運営スタッフは、観覧客が待つ沿道へ向かう。
そして、踊り手の方々も手伝い、次々と沿道にござが広げられていく。
これは、場所取りが過熱しすぎないようにと、高円寺では昔から行われている取り組みだ。運営が用意した“ござ”に座って、阿波おどりが観覧できる。
“ござ”の観覧席は、またたく間にうまってしまった。
ござに座れた人:「12時半から並んでいました。暑かったです。4年ぶりなので、楽しみです」
■110の「連」が参加…台湾からも
“4年ぶり”となる路上での阿波おどりが始まると、沿道からは大きな拍手が。老若男女の踊り手たちが魅せる迫力ある踊りに、手拍子する人や、カメラを向ける人たち。
会場となった通りは人であふれ、高円寺の街は熱気に包まれた。
全国各地から、およそ110の「連」が参加。「連」とは、踊りのグループのことで阿波おどりの本場、徳島や台湾から参加した「連」もあった。
台湾から参加した踊り手:「楽しかった!がんばります!」
厳しい暑さのなか、踊り続ける踊り手たちの額には、汗が…。
踊り手:「最高です!もう暑い…」
しかしなかには、激しい踊りと熱気のあまり体調不良を訴える踊り手や、救護所へと消防隊員に連れられる観客もいた。
■阿波踊りファンの外国人「ワクワク!4年ぶりだよ!」
観客のなかには、外国人の姿もあった。
カリフォルニア出身の男性:「高円寺は一番楽しい。やっと見られます」
男性は10年以上、高円寺阿波おどりの大ファン。
カリフォルニア出身の男性:「ワクワク!4年ぶりだよ!すごい楽しみ」
阿波おどりが始まると、次々と踊り手たちにカメラを向ける。お酒も入り、気分が高揚してきたのか、身体を揺らしリズムに乗る男性。
カリフォルニア出身の男性:「(Q.どうですか?)グッド!」
多くの人が沿道で観覧するなか、車内や駅のホームから阿波おどりを撮影する人の姿があった。
妻が踊り手だという男性は、次のように話す。
妻が踊り手の男性:「奥さんが出る阿波おどり、ちょうどこの(店の)前を通るので。4年ぶりなので。3年間練習だけなので、きょう楽しみにしています」
出番が近づくと、男性は店の外へ。
妻が踊り手の男性:「来たよ」
そして妻が目の前を通ると、落ち着いていた様子から一変、踊り手に熱いエールを送る。
妻が踊り手の男性:「あっという間に行っちゃいましたね、頑張っていました、輝いていました。練習していたけど、本番なかったもんね。久しぶりに高円寺本番できてよかったです」
■飛び入り参加者も…「はぁ踊りたい」
踊り続けて、3時間。おはやしのテンポも上がり、会場のボルテージは最高潮に…。
そして午後8時、阿波おどりが終了。観客からは、大きな拍手が沸き上がっていた。
さらに、いても立ってもいられなくなったのだろうか、飛び入り参加する男性もいた。
“飛び入り参加”した人:「実は、踊っていたこともあったので。『はぁ踊りたい。やっぱり踊れれば良かったな』と。想いあふれましたね。おはやしの音が最高なので。心おどる感じで」
熱狂を巻き起こした阿波おどり。すべてを出し尽くした踊り手たちは、笑顔で会場を後にした。
踊り手:「4年ぶりだったので、すごく久しぶりで、本当に楽しくて」「皆さんも、すごい盛り上がっていて。良かったです」
見物客:「素晴らしかった。おはやしのリズムがノる!」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年8月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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