ウクライナ全土に「非常事態宣言」発令へ(2022年2月23日)

ウクライナ全土に「非常事態宣言」発令へ(2022年2月23日)

ウクライナ全土に「非常事態宣言」発令へ(2022年2月23日)

 ロシアとの緊張関係が激しさを増すなか、ウクライナは非常事態宣言を発令する方針を決めました。

 ウクライナの国家安全保障防衛会議は23日、非常事態宣言の発令を決めたと発表しました。

 会見でダニロフ書記が明らかにしました。

 対象の地域はウクライナ全土ですが、親ロシア派武装勢力の実効支配下にあり、ロシアが独立を承認した東部の2地域は除きます。

 宣言の期間は30日間で、さらに30日の延長も可能としています。

 交通機関の制限や検査の強化が行われる可能性があるということです。

 ウクライナ西部のリビウにある病院ではロシアからの侵攻など緊急事態に備えて、病院の呼び掛けに応じて献血をする人も増えていて、市民の間にも有事への備えの意識がさらに強まっています。
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