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オオサンショウウオ 迫力観察も! 絶滅防止に「マンホール巣穴」(2023年8月24日)
日本古来のオオサンショウウオを守るため、一風変わった保護活動が行われています。その秘密はマンホールです。
愛知県瀬戸市ののどかな田園風景のなかを流れている蛇ケ洞川。小魚やカエルなど様々な生き物が生息しています。子どもたちに蛇ケ洞川の魅力を伝えている冨田彪さん。
冨田さんが子どもたちに一番魅力を伝えたい生き物はオオサンショウウオです。体長が1メートルを超えるものもいる地上最大の両生類で、国の特別天然記念物。近年、外来種との交雑による在来種の絶滅危惧は全国的に深刻な問題となっています。
この蛇ケ洞川はオオサンショウウオが生息する最東端。実は、一風変わった保護活動が行われています。それにはマンホールが関係しています。
蛇ケ洞川の護岸にある4つの穴。これらは人工巣穴の入り口なのですが、人工巣穴の奥はというと、マンホールになっているというのです。先月、年に1度の人工巣穴の清掃が行われました。
瀬戸オオサンショウウオの会 冨田彪さん:「9月ごろからオオサンショウウオが産卵期に入るんですね。人工巣穴の中に入って産卵してもらうようにするためには中を清掃しないとなかなか入ってくれませんので、そのための清掃作業です」
秋の産卵期になると、雌のオオサンショウウオが巣穴の一番奥で産卵。卵が孵化(ふか)するまでの50日は雄が守っているといいます。マンホールはその様子を観察するのにうってつけな構造。人工巣穴での産卵は、この10年で6回確認されたということです。
地元の子どもたちも参加したオオサンショウウオの夜間調査観察会。この日は1匹も捕獲されなかったので、人工巣穴から拝借してきた雄が登場すると皆、興味津々の眼差しでした。
瀬戸オオサンショウウオの会 冨田彪さん:「多くの人がオオサンショウウオに関心・理解を持つことが大事。日本古来の純粋種が放っておけば全くいなくなる。蛇ケ洞川は絶滅までいっていない今の段階でなんとかするのが大事」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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