新潟で29年ぶりダム貯水率0%…“首都圏の水がめ”は平年の半分 取水制限の恐れも【もっと知りたい!】(2023年8月18日)

新潟で29年ぶりダム貯水率0%…“首都圏の水がめ”は平年の半分 取水制限の恐れも【もっと知りたい!】(2023年8月18日)

新潟で29年ぶりダム貯水率0%…“首都圏の水がめ”は平年の半分 取水制限の恐れも【もっと知りたい!】(2023年8月18日)

 大雨の被害がある一方で、水不足が深刻な地域も出ています。新潟のダムでは貯水率が0%となるなど、米どころに大きな影響が出始めています。

■イネが枯れる被害 ネギなども葉が黄色く…

 新潟県五泉市にある早出川ダム。通常時にはたっぷりとある水が、周りの山肌があらわになるほど水位が下がり、貯水率は0%。29年ぶりの事態です。

 原因は雨不足です。梅雨明けした先月21日以降、流域に雨が降ったのは一度だけ。17日は、市長も現場を視察しました。

 五泉市 田辺正幸市長:「下のあれが見えてるよな」「ひどいよね、こんなになるとは」

 市内では、イネが枯れる被害が起きていました。イネ以外にも、ネギやアスパラガスも葉が黄色くなっています。

 JA新潟かがやき 五泉アグリセンター担当者:「すべての作物で水不足ということで、生育が停滞していたり、枯れ始めたりといったような状況。日々、枯れあがりの圃場(ほじょう)、また面積については増えている」

■貯水率は平年の半分 27年前に危機的な状況

 異変は、関東でも起きていました。

 沼田総合管理所 管理課 笠井昭彦課長 :「この辺りでもう例年の水位になっていると思います。例年の水位であれば、水面の下という状態」

 利根川の上流にある“首都圏の水がめ”矢木沢ダムです。先月以降、ダムの水位が急激に低下。1カ月半で20メートルも下がりました。

 現在の貯水率は平年の半分です。思い起こされるのは、27年前の危機的な状況です。

 笠井課長:「平成8年の渇水というのがあります。その時は、この水位よりさらに貯水量が下がった」

■雨不足が続けば…取水制限の可能性も

 1996年、夏。今年に匹敵する雨の少なさで、東京では30%の取水制限がかかり、水の節約が呼び掛けられました。

 女性:「洗濯機の水はこれ(ポリタンク)を使ったりとか、風呂の水を使ったりとかしている」

 日比谷公園の噴水は中止に…。プールは閉鎖され、夏休みの楽しみが一つなくなりました。

 男性:「さみしいですね」

 プールのスタッフ:「(Q.あしたからどうするの?)そりゃあ、無職ですわ」

 今年もこのまま雨不足が続けば、取水制限となる可能性もあります。

■米生産者にも影響「米に実が入らない」

 利根川の下流にある農家では、水不足の影響が出ていました。

 柏染谷農場 染谷茂代表:「ここ(ヒビ)入ってますね」

 乾燥した田んぼの地面に亀裂が入っています。利根川の水で育ち、まもなく収穫をむかえるコシヒカリも、雨が少なかったことで生育が悪く、実が入らないというのです。

 染谷代表:「この白いところ、実が入っていないんですね」「(Q.結果として、どう表れる?)稲の収量ですね。普通だったら、コシヒカリだったら、8俵とれるところが7俵とか。それと実が小さいとか。カラカラで(水が)もっとほしいなという感じ。それは自然なもので、どうしようもない」

(「グッド!モーニング」2023年8月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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