ダムが「貯水量ゼロ」水不足深刻 “米ができない”食卓へ影響懸念(2023年8月17日)

ダムが「貯水量ゼロ」水不足深刻 “米ができない”食卓へ影響懸念(2023年8月17日)

ダムが「貯水量ゼロ」水不足深刻 “米ができない”食卓へ影響懸念(2023年8月17日)

 台風の大雨の一方、水不足が深刻です。新潟のダムで貯水率が0%となり、私たちの食卓へも影響も懸念される事態となっています。

■ダムが“貯水率0%”水不足深刻

 新潟県五泉市の早出川ダム。ダム湖に沈んでいた木々があらわになっています。この時期、周囲の田畑に水を供給するためたっぷりと水を蓄えているはずですが、17日は周囲の山肌が見えるほど水位が下がっています。貯水率は0%で、29年ぶりの事態です。残されたわずかな水も泥が混じっていて水質が悪いといいます。

 新潟県新津地域整備部 長谷川文伸副部長:「これは構造上、砂がたまる場所にまだ残っている水。(水質が)どんどん悪くなっていくのは確実」

 梅雨明けした先月21日以降、流域に雨が降ったのは1度だけです。

 米農家 関隆さん:「この前よりもかなり状況が厳しくなった」

 29年ぶりの水不足は私たちの食卓を変えてしまうかもしれません。

 米農家 関隆さん:「(Q.枯れているのか?)実が入らないから、まともな米にならないから売り物にはならん」

 日本一の米どころの新潟県では深刻な事態に直面していました。

■“米ができない”食卓へ影響懸念

 日本有数の米の産地・新潟県魚沼市の田んぼは乾ききってしまい、ひび割れていました。そして、多くの稲が倒れています。これらは、そのまま枯れるため収穫できません。

 米農家 関隆さん:「今、倒れているのは駄目。まともに実が入らない。ここまでくると品質は駄目、売り物にならない。もちろんうちだけの問題ではなく、この辺の農家全体に被害が及んでいくから大変な問題」

 都内の精米店によりますと、新潟の米が不作になれば、この秋から値上がりするといいます。新潟で田畑を潤すほどのまとまった雨はしばらく降る見込みがありません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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