夏の風物詩・ラムネがピンチ 海外需要が激増も“ビン不足”…日本酒も“苦肉の策”(2023年8月17日)

夏の風物詩・ラムネがピンチ 海外需要が激増も“ビン不足”…日本酒も“苦肉の策”(2023年8月17日)

夏の風物詩・ラムネがピンチ 海外需要が激増も“ビン不足”…日本酒も“苦肉の策”(2023年8月17日)

 夏の風物詩「ラムネ」がピンチを迎えています。夏祭り復活や猛暑の到来で今こそ稼ぎ時のはずが、思うように製造本数を増やせていないということです。

■コロナ禍の影響などで…工場の閉鎖相次ぎ

 シュワシュワの炭酸とさわやかな味わいで、暑い時期に、ついつい飲みたくなるラムネ。生産量は過去最低だった2014年以降増え続け、去年はおよそ1億1300万本以上と8年で3倍ほどに拡大しています。

 大幅に増えている要因が、和食ブームを背景とした海外でのラムネ人気です。その一方で、ある問題が起きています。

 全国ラムネ協会 木村英文会長:「去年あたりから、ビンのほうがひっ迫してきて。ビンも間に合わない、ビー玉も間に合わない。買いたくても買えないという組合員さんが続出している」

 コロナ禍の影響などで、ビンやビー玉を製造する工場の閉鎖が相次ぎ、需要に供給が追い付いていないといいます。

 木村会長:「今後の対策としては、ラムネビンが今まで15種類くらい、売れないビンは廃番にして。これから売れるものだけに減らしてもらって。(ビンの)数を確保したい」

■空いたビンを夏向け酒にあてる…苦肉の策

 ビン不足の影響は、日本酒にも広がっています。

 今、日本酒に使うビンが、全国的に不足し、酒を売りたくても売れない事態が起きています。

 秋田県横手市の「日の丸醸造」では、一度ビンに詰めて保存していた日本酒をタンクに戻して空きビンを使い、出荷が迫る夏向けの酒のビンにあてる苦肉の策を取っています。

 日の丸醸造 佐藤公治社長:「なるべくしたくはないなっていう気持ちはあるんですが、それでもお酒を売らなければいけないということで苦渋の決断でした」

 社長は、飲み終わったら、ビンを「リユースやリサイクルに回してほしい」と呼び掛けています。

(「グッド!モーニング」2023年8月17日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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