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「風船爆弾」製造に動員された女学生の証言「戦争だけはやるもんじゃない」|TBS NEWS DIG
太平洋戦争末期、追いつめられた日本軍が開発した兵器が「風船爆弾」です。その製造には多くの女学生が動員されていました。
大きな白い風船。太平洋戦争末期、日本軍がアメリカの本土を攻撃するために開発した「風船爆弾」です。
直径10メートルの風船に爆弾をつるし、偏西風にのせてアメリカ大陸まで飛ばすという原始的でありながら恐ろしい兵器でした。のちにアメリカでは風船爆弾により、死者が出たことも分かっています。
この風船爆弾の製造に動員されたのが10代の若い女学生たちでした。
「3階よりも高いところから見せてくれた風船、あの大きな風船爆弾」
山口市に住む94歳の杉村純子さんです。杉村さんは1945年1月2日、15歳の時に風船爆弾を製造するため山口から小倉、現在の北九州市へやって来ました。
風船は和紙をコンニャクノリで貼り合わせて作られました。貼り合わせた和紙の間に空気が入っていると飛ばした時に爆発するおそれがあったため、杉村さんたちは何度も素手で和紙をこすり合わせたそうです。
杉村純子さん
「大きな和紙はこれくらいあるの。空気が入るのよ、それをのけないといけない。それを手でのけていくの。だから手は(ノリで)水虫にやられて、甚だしい人は骨が出ていたよ」
杉村さんが通っていた学校の敷地内に建てられた慰霊碑には、女学生の名前が刻まれています。終戦前日の8月14日、兵器を製造していた山口の工場が狙われ、働いていた女学生33人が犠牲となりました。
杉村純子さん
「(同級生の)お父さんやお母さんの生きていたときは、私ら気がたまらんかったよ。子供は帰ってこんからね。あれを思うといまだに涙が出るよ。自分らが子供育ててね、そのときにそう思ったね。これまで大きくして、いざとなったときに死んじゃったんだからね」
国のために兵器の製造に動員され、命を奪われた女学生たち。悲劇を二度と繰り返してはならない、杉村さんは強く願っています。
杉村純子さん
「あの苦しみは誰も二度とあわせたくないね。戦争だけはやるもんじゃない。どうしても国の取り合いをするんじゃから」
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