「ろうそく火災」お盆に要注意 “火が飛ぶ”カギ握る「水分」(2023年8月15日)

「ろうそく火災」お盆に要注意 “火が飛ぶ”カギ握る「水分」(2023年8月15日)

「ろうそく火災」お盆に要注意 “火が飛ぶ”カギ握る「水分」(2023年8月15日)

 お盆でろうそくを使用する機会が増えるこの時期。ろうそくが原因の火災も増えるため、注意が呼び掛けられています。

 お盆を迎え、大人から小さい子どもまでお墓や家の仏壇に向かって静かに手を合わせる光景が全国各地で見られています。線香とともになくてはならない、ろうそく。実は信じられない現象がまれに起きるといいます。

 “ろうそくの火が飛ぶ”。2013年2月、たんすの上を仏壇として使用していた大阪・枚方市内にある住宅の「ぼや」火災で“飛ぶ現象”が起きていたと初めて確認されました。部屋にいた家人は、障子戸が燃え始めた時にろうそく立ての火は消えていた、ろうそく立ては倒れていない…という供述。出火原因の調査でカギを握ったのは…。水分でした。

 枚方寝屋川消防組合 小椋幸浩消防司令長:「現場で家の人から聞き込みをするんですけども『ろうそく立てを洗って使った』ということがありましたので、もしかしたら水滴が付いてたんかなと最初の時点で疑った」

 その後、枚方寝屋川消防組合が行った受け皿に水分が残った状態での実験です。バチバチという火が水分に触れた音。この時の実験では5本のうち2本が飛びました。

 枚方寝屋川消防組合 小椋幸浩消防司令長:「皆びっくりしました。こんなことあるんだなっていう感じに。(一番飛んだのは)30センチくらい飛んだと思う」

 溶けたろうの油が受け皿に残る水分に反応し、燃えた芯と一緒に飛んだということです。

 ろうそくは災害時の照明としても使われます。

 枚方寝屋川消防組合 小椋幸浩消防司令長:「裸火を使う時はその場を離れないようにしてもらいたい」
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