関西空港は連絡橋の通行できず孤立状態 650人が一夜過ごす 国際線と国内線190便が欠航

関西空港は連絡橋の通行できず孤立状態 650人が一夜過ごす 国際線と国内線190便が欠航

関西空港は連絡橋の通行できず孤立状態 650人が一夜過ごす 国際線と国内線190便が欠航

 台風7号で空の便にも大きな影響が出ています。関西空港では多くの便が欠航となったほか、対岸をつなぐ連絡橋の通行ができなくなっていて、孤立状態となっています。関西空港の国際線の出発ロビーから最新情報です。(取材・報告=中野颯大記者)

 お盆休みということもあり、通常であれば海外に旅行に行かれる方で賑わう時期なんですが、やはり台風の影響もあって15日は朝から閑散としているような状況です。

 そしてこちらにあります電光掲示板ですが、国際線の出発便に関する情報が書かれています。見ていただきますと、遅延や欠航といった文字が並んでいるのがわかります。関西空港では国際線と国内線合わせて190便が欠航となっています。

 また、この関西空港と対岸を結ぶ連絡橋は、車も電車も通れずに関西空港は孤立した状態になっています。

 そのため14日から、この関西空港内で約650人もの人が夜を過ごしていて、それに伴って空港の職員の方が寝袋や水を配布するといったような様子も見受けられました。

 そういった人たちの中には、16日の便に乗るために、この空港で2泊するというような方もいらっしゃいました。

(寝泊まりした人)
「橋が渡れなくなったら困るので14日前もってきました。飛行機は15日の夜に変更になったので、ほぼ1日半ぐらいずっとここにいて」
「(寝袋で)助かりましたが体が痛いです。(Q:今日飛べなかったらどうする予定ですか?)連泊ですね、これで」

 一方で、関西空港ではこの後安全が確認され次第、国際線の一部の便で運行を再開する予定で、搭乗手続きなどがこの後開始される予定です。

 ベンチを見てみると、搭乗手続きが開始されて出発するのを待っている方というのが多くいらっしゃいますが、やはり空港で一夜を明かしたということもあり、少しお疲れの様子が伺えます。

 また伊丹空港では、日本航空が伊丹空港と羽田空港間の往復便を1便のみ臨時で運行するということが発表されています。

 こうした最新の状況に、今後も引き続き注意が必要です。

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