台風7号 和歌山・潮岬に上陸し北上 近畿中心に鉄道・航空会社へ深刻な影響(2023年8月15日)
前例のない大雨や暴風をもたらす恐れがある台風7号は、紀伊半島に上陸した。この影響を受けて、15日の空の便は600便以上が欠航。新幹線も計画運休が実施される。
■Uターン前倒し 新大阪駅に多くの人
15日朝、和歌山県潮岬付近に上陸した台風7号。自転車並みの速度で、半日かけて近畿地方をゆっくりと縦断するとみられている。
災害級の大雨やトラックが横転するほどの暴風が予想されるなか、交通機関に大きな影響が出ている。
駅員:「あす(きょう)新大阪ー名古屋間、終日運休が決定しています」
お盆休みで多くの人が行き交う新大阪駅では、Uターンを前倒しした人も多くみられた。
利用客:「一刻も早く帰らんと。人がいっぱいになったら、おなか大きいから、アカンかなと。もう必死で券を取って」
東海道・山陽新幹線は15日、名古屋駅と岡山駅の間で終日運転を取りやめた。東京駅と名古屋駅の間は1時間に数本程度と本数を減らして運行し、普通車は全車自由席になる。また、岡山駅から博多駅の間も本数を減らして運行するという。
■関西空港 旅客便の着陸を制限
14日、空の便にもすでに影響が出始めていた。埼玉から大阪へ帰省した家族は、次のように話す。
母親:「ちょっとヒヤヒヤしながら、何とかまだ予定通り飛ぶということで、よかったです。もうちょっといたかったね、また来ようね」
国内線は15日が上りのピークとみられていたが、伊丹空港や徳島空港、南紀白浜空港では15日、すべての便の発着が取りやめになった。
関西空港では、午前5時から旅客便の着陸を制限している。そのため、全日空で313便、日本航空で253便、スカイマークで40便など、合わせて629便が欠航し、5万7000人余りに影響が出るとみられている。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年8月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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