出発前から帰省客は戦々恐々・花火大会も延期 台風7号 お盆休みの列島直撃か(2023年8月11日)

出発前から帰省客は戦々恐々・花火大会も延期 台風7号 お盆休みの列島直撃か(2023年8月11日)

出発前から帰省客は戦々恐々・花火大会も延期 台風7号 お盆休みの列島直撃か(2023年8月11日)

非常に強い台風7号は、小笠原諸島を暴風域に巻き込み、ゆっくりと北上しています。

父島では、瞬間的に30メートルを超える風が吹きました。予想される最大瞬間風速は65メートル。中心から半径130キロ以内では、25メートル以上の暴風となっています。父島が、暴風域を抜けるのは、12日になる見込みです。

11日から始まったお盆休み。富士山には外国人の姿も多く、登山客でにぎわいました。栃木の川では、子どもたちがアユのつかみ取りを楽しんでいました。

東京駅の新幹線ホームは、始発から混雑しました。東海道新幹線の利用客は、出発前から戻りのことを気にしています。
大阪へ行く人:「ずっと(台風が)関東に来ると思っていたので、大阪には来るとは思ってなかったので、予定が狂いそう」
広島へ行く人:「16日にカープ戦を見に行く予定なので、雨だと困る。(台風は)関東の方に行くから、私たちは関係ないと思っていた」

各地の空港で聞いてみても、心配事は同じです。
長崎へ帰省する人:「キャンセルできるような宿を押さえたりして、もし飛行機が飛ばなくても大丈夫なようにはしています」
宮崎へ帰省する人:「帰りが台風直撃で大変。15日に(飛行機が)飛ばないかも。帰って来られるか心配」

これから台風が近付く八丈島。台風による風と波の影響で、11日に行われるはずだった納涼花火大会は延期となりました。
八丈島納涼花火大会実行委員会・沖山重彦会長:「6号やら7号やら、台風で、全国いま大変だね。こんなこと(延期)は、今まで一度もなかった。初めての体験」

スーパーでは、すでに空となった棚もあります。
利用客:「きのう、おとといあたりから野菜はもう(ない)。(台風)すごい怖い。風が、雨風強い」

静岡県熱海市にも台風7号の動きに敏感になっている人たちがいます。
12日の花火大会は、決行することになりました。お盆なので、さらにイベントは続き、16日には灯篭流しが予定されています。
多賀観光協会・長津義信専務理事:「(Q.台風の進路とにらめっこか)「一喜一憂してます。胃が痛いです。強い風が吹かないことを祈るというとこですかね」

近くにある温泉宿は、19日まで予約は満杯でしたが、台風の影響で状況が一転。全22室のうち、8つも空室が出ています。
ニューとみよし・富岡篤美代表:「(Q.台風6号を受けてお客さんの反応の変化は)あの台風を見て、今度の7号もそういった形の台風になるのではないかと思う方も多くて。やっとコロナの前の状況、通常の夏休みの営業ができると、とても張り切っていたが、まさかこの時期に、こういう台風が来るとは夢にも思わなかった」

台風の進路を注視しているのは、山梨県の観光農園も同じです。
これから最盛期を迎えるブドウもあります。
安全農園2号店・石原秀利代表:「お客さんが来なくても、台風の被害がなければ来てくれる。そっち(集客)の方は、それほど心配はないんだけど。ブドウが傷んじゃったら、売り物にならないです。“伊勢湾台風”は愛知県から上ってきた。安心はできないです。これを売らないと、生活にかかってくるから」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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